エマ・ロバーツ『アイ・アム・マイケル』(2015年):「イケジョ」作品のススメ
イケてる女優「イケジョ」のススメ:エマ・ロバーツ。口は目ほどにものをいう。
いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『パラダイス・ヒルズ』の公開を記念して、本作で、治療施設に送られた主人公ユマを演じているエマ・ロバーツです!
■父、叔母に続く俳優の系譜
1991年2月10日、アメリカ生まれのエマ・ロバーツは、以前も「イケジョ」代表格としてご紹介しているジュリア・ロバーツの姪として有名。
ジュリアの兄であるエリック・ロバーツを父に持ち、まさに俳優としての血筋を受け継いでいるといっても過言ではありません。
そんなエマのチャームポイントは、やはり大きな口でしょう。ロバーツ家特有(?)の厚みがあってぽってりした唇は、かわいらしい目と同様、表情豊かに動きます。
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■よく動く印象的な唇は
イケてない中学生が、イケてる子になろうと奮闘するドラマ『アンファビュラス(原題:Unfabulous)』(2004年~2007年)で、その主人公アディを演じたエマ。コメディドラマだったこともあり、エマの唇が楽しそうに動いていたのが印象的でした。
『パラダイス・ヒルズ』では、エマは孤島にある治療施設「パラダイス・ヒルズ」に送られてきた主人公ユマを好演。スリラーのせいか、楽しそうによく動くエマの唇を、多くは見られませんが、唇だけで心情を表現するのはさすがです。
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■表情豊かな最大の武器
このエマの唇が、最大の武器として発揮されているのが、『アイ・アム・マイケル』(2015年)。
本作は、同性愛者で人権活動家だったマイケル・グラッツェが、後に異性愛者となって、聖職に就くまでを描いた作品で、実話を元にしています。
このなかでエマは、異性愛者になったマイケル(ジェームズ・フランコ)と結婚するレベッカを熱演。シリアスな作品なので、エマの「目ほどにものをいう口」は、大きくよく動くことは少なく、閉じられている場合がほとんど。
ですが、アイデンティティががらりと正反対に変わったマイケルに、終始寄り添い、いたわっているのが伝わってくるのです。それほど表情豊かな唇は、形も相まって、とびきりキュートです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)