橋下徹、若者の選挙参加に「18歳立候補者見てみたい」 市長選の裏話も激白
『めざまし8』で福岡市内の4つの高校の学生が若者の選挙投票を呼びかける啓蒙動画を制作したことを取り上げて話題に。
21日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、20日投開票の福岡市長選を前に高校生たちが啓発動画をリリースしたことを紹介。
元大阪府知事で弁護士の橋下徹さんもエールを送り、反響を呼んでいます。
■高校生が選挙啓蒙動画を制作
選挙権をまだ持たない高校生たちが、20日投開票の福岡市長選を前に、15秒の啓発動画を制作して若者の選挙参加を訴えるメッセージを配信。
前回の2018年は、18歳選挙権が導入されて初めての市長選にもかかわらず、31,4%と過去最低の投票率を記録しました。
そんな経緯もあってか、福岡市内の4つの高校の学生が立ち上がり、「選挙に行こう!」と訴える動画をアップ。番組の中では仕掛け人となった17歳の女子生徒2人も登場し、「もっと選挙に行かなきゃって思ってほしい」と思いを語っていました。
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■市民の分断がないと投票率は低い?
福岡市民の街頭インタビューでは、「高校生に言われると行こうかなぁと思います」「より(動画を見て)行かなきゃなぁと思いました」などなど前向きなコメントを残す人々も。
今回の選挙では、無所属現職の高島宗一郎氏が4回目の当選をはたし、投票率は34.31%と微増しました。
市長選経験者でもあるコメンテーターの橋下さんは、「これはもういい活動だと思います」「数字もあがっていますし」と発言。
また「実は選挙当事者からすると市民の分断がない場合は投票率って低いんですよ」とものべ、「争点があると投票率が高くなりがち」な裏事情も明かしています。
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■投票率の高い層の意見が反映されがち
続けて橋下さんは、「僕はもう投票率全体を上げるよりも若者の人たちに是非やってもらいたいのは、若者の投票率を上げるってことに絞ってもらいたいんです」と、ターゲットを絞った集中的啓蒙活動を提案。
その理由として「世代別の投票率は必ず後日出ますから」「投票率の高いところに向けて政治家っていうのはいろいろ政策をやるんで」と語り、若者が投票することで「高齢者に向けた政治ばかりにならないように」プレッシャーをかけるべきだとアドバイスをしています。
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■橋下徹「18歳立候補者見てみたいねぇ」
社会学者の古市憲寿さんは、こういった若者の活動を受けて、「やっぱりその被選挙権、立候補できるのは25とか30とか、18ではないじゃないですか。選挙できるのは18まで下がりましたけど、本当は立候補できる権利も18とかまで下げた方が…」と考察。
橋下さんも「18歳立候補者見てみたいねぇ」と同意し、司会の谷原章介さんも「そうすると日本の政治にも大きな風が入ってくるかもしれません」とコメントしています。
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(文/fumumu編集部・星子)