マッチングした紳士な彼　39歳の“初体験”にテンション爆上がり…からの急降下　その理由が判明

結婚を夢見るモノマネ芸人・小出真保が、マッチングアプリで出会った人とのアレコレを吐き出します。

2022/07/09 18:00

婚活ダイアリー　アイキャチ

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力！　女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

周りは言います。「”LAひで”と”4回戦男”でよくマッチングアプリ辞めなかったよね」と。

確かに”カジュアルな関係”だけを求める男性との出会いは、真剣に婚活をしている身としては実りのない出会い。

しかし私は、辞めるどころかどんどんマッチングアプリTにいる男性達のルックスと闇にハマっていくのです。

■39歳にしてはじめて…

昨年マッチングしたひとり、田中さん（仮名）。写真の印象は、細身で優しそうで大人っぽい。しかも顔立ちがハーフ。もちろん、私は「かっこいい！」と、すぐ右スワイプ。

そして、この彼は珍しく、マッチングアプリのプロフィールにフルネームで登録していました。マッチングアプリTにフルネーム。おそらく本名と思われる彼は違う意味で目立っていました。メッセージのやりとりもとても丁寧で、初回デートの日程を決める際、衝撃的なことを言われました。

「お店を予約したいと思います、苦手な食べ物はありますか？」

私、39年間生きてきて「レストランを予約してくれる」という行為が、生まれて初めてだったのです。感激でした。

レストラン予約って！　こんな幸福感が湧くワード、初体験♡（今までどんな男性と付き合ってきたんだよという声も聴こえてきそうな私の過去の恋愛体験はまた書くこととして…）

場所は恵比寿。お洒落なレストランに、日曜日のランチに会うことになりました。

実際に会った田中さんは、ハーフ感はなく、地味めの細身メガネくんで、大人しそうに登場しました。写真とは少し違いましたが、怖い思いをすることもなさそうだし、「レストラン予約」を思いっきり楽しもうと私はルンルンでした。

3つ年下。職業、公務員系。何も悪いところはない！　ないのですが…何だろう…。

レストランに入ったところがピークでした。会話が…、盛り上がらないのです。もちろん面白さを求めているわけじゃない。ただ、テンションが落ちていく感覚がありました。これって何だろう…仕事の話をしても、趣味の話をしても「毎日、普通に暮らしているだけですね」という田中さん。

将来の目標を聞いても「特に、ないです。穏やかに生活したいですね」と返答。

しりすぼんでいく会話。でもレストラン予約してくれたし！　と、自分を奮い立てようとしました。

すると、田中さんは話しはじめました。

田中さん　「いい人そうで良かった」

私　「そうですか、ありがとうございます」

田中さん　「この前マッチングした人、職業CAという女性がきて、昨日海外にフライトでスーツケース持っていて」

私　「素敵。そんな女性とマッチングできるなんて」

田中さん　「いや…その人と話してたら、突然、仕事の電話がと言って、スーツケース持って、お店を出ていって、そのまま戻って来なかったんですよ」

私　「え」

田中さん　「食事もそのままで、僕、1人になっちゃって。何がいけなかったんだろう」

酷い！！！　そんな女性いるんだ、人としてダメでしょう！　とんでもないな！　と、田中さんに伝えながら、私は別の感情が湧いてしまいました。その女性は酷い。そんなことは絶対してはいけません！　けれど…わかる…。そう、思ってしまったのです。