たくさんの人と関わりながら生きている中では、「この人とはまったく考え方が違うな」と感じる人と出会うこともあるでしょう。価値観が違うのは、悪いことではありません。
相手を否定せずに会話を楽しむことができれば、新しい発見ができる場合もありそうですよ。相手を否定しない話し方のコツを、fumumu取材班が聞いてきました。
①「普通」は避ける
「価値観や常識が人によって違うのは、当たり前のことだと思います。『相手は自分と同じ考え方をするはずだ』と決めつけると、コミュニケーションのズレが起きてしまうんじゃないでしょうか。
私は、会話の中で『普通は~』の言葉を使わないようにしています。友達に『普通はこうするよね』『普通はこうじゃん』と話されたとき、その普通に自分が当てはまらなくて、息苦しさを感じたので…。
『普通は人の数ほどある』と思っておくほうが、人付き合いはうまくいくんじゃないでしょうか」(20代・女性)
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②自分を主語にする
「前の会社に、主語をなぜか大多数に持っていこうとする人がいて戸惑いました。『私はこう思う』と言えばいいのに、『世間的にはこうでしょ』『みんなそう言ってるよ!』と、自分の意見を世間の意見のように言うんです。
世間ってどこのこと? みんなって誰? と、聞いていて疑問が多かったです。大多数の人はこう思ってる…という話し方をされると、だからこちらが正解! と意見を押しつけられているように感じます。
どんな話題であれ、自分の意見を言うときは『私は、僕は』と自分自身を主語にしてほしいです」(20代・女性)