「便利屋」にならないために 他人からの搾取を防ぐ3つの心がけ
他人にいいように使われないための防御術を、fumumu取材班が聞いてきました。
人を手助けして、サポートする。その姿勢はすばらしいですが、残念ながら、そのやさしさをとことん奪おうとする人も存在します。自分の身を削るほど周りをサポートしていると、いつか自分自身が潰れてしまうかもしれません。
他人からの搾取を防ぐ心がけを、fumumu取材班が聞いてきました。
①線引きはしっかり
「自分が手助けできる範囲はどこまでか、しっかり線引きしたほうがいいと思います。自分が無理せずできる範囲を超えて、人からの要求にこたえてしまうと、自分がどんどん苦しくなってしまうから。
私も、学生時代の友達にすごく甘えられて、勉強を教えたりノートを貸したりしていたんですけど…。あるとき、当たり前のように『ごはんおごって~』と言ってきて…。いやいや、それは無理だよって。
私の中では、自分の時間を使うことはある程度ならできるけど、お金を使うことはラインを超えるんだと気づいたんです。自分が与えられるものをすべて奪われてしまう前に、許容範囲を決めておいたほうがいいと思いますよ」(20代・女性)
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②気づかないフリ
「誰かに搾取されてしまう人って、やさしい人が多いと思うんです。困っている人を放っておけないというか…。でも、周りに手助けしてもらうことが当たり前で、感謝すらしない人もいますから。そういう人のターゲットになってしまうと、こちらが疲弊するまでおんぶにだっこを要求されてしまうと思います。
私の職場にも、面倒な仕事があると『忙しい~手が回らない~』って周りにアピールする人がいるんですけど…。私は、いつも気づかないフリで乗り切っています。
なにかを直接要求されているわけではないのに、こちらが手を差し伸べる義理もないから。周りに目を向けることも大切だけど、自分を守るために、ときには他人をスルーする強さも必要だと思います」(20代・女性)