世界各国で未だ猛威を振るっている新型コロナウイルス。飲食店や劇場が経営難に苦しんでいますが、中では動物園も例外ではないと言います。
近日、イギリスの動物園よりコロナの影響である動物を手放さなければならないという通知が行われました。
■動物園が経営難
新型コロナの影響で3度目のロックダウンを行うことが宣言されたイギリス。飲食店や遊戯施設などが次々と経営難に襲われるほか、ついには動物園にまで被害が及ぶ状況となっています。
そんな中、イギリスで唯一パンダを飼育しているというスコットランド・エディンバラ動物園は近日「2匹のパンダを中国に返還する可能性がある」と声明を発表しました。
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■竹の調達も困難…
この動物園は毎年2匹のパンダに100万ポンド(約1億4000万円)近くのレンタル料を支払っているほか、新型コロナの影響で物流が滞り、餌である竹の調達も以前のように行かないとのこと。
動物園側はレンタル期間10年の契約が間もなく終了するため、これを期に現在のパンダを返還、新しい契約には応じない予定だと話しています。
既に200万ポンド(約2億8000万円)の赤字を抱えていることから今後しばらくイギリス国民がパンダを目にすることはないだろうとも報じられました。
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