イギリスで看護師を務める女性が、新型コロナウイルス(COVID-19)により逝去。「体調はいい」と告げた4時間後に容体が急変し、帰らぬ人となってしまったことがわかりました。
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■軽症だったはずなのに
現地メディアによると、29歳のレベッカ(Rebecca Mack)さんは小児がんセンターにて看護師を務めていた女性。新型コロナウイルスがイギリスに蔓延した為前線へ向かった彼女は、不幸にもこの病に感染してしまったとのこと。
陽性反応が出た後はベッドが足りないこともあり自宅隔離を行うと決めたそうで、それから5日間は特に体調の異変を感じなかったと、報告を受けていた医者は語りました。
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■最後の電話になってしまった
4月5日の夜「体調は良いほうだよ」と両親とテレビ通話を行ったレベッカさん。
2人は「頑張れ!」とエールを送った数時間後の夜22時に、再びメッセージを送信しましたが、そこから返事が来ることはありませんでした。たった4時間の間に、彼女は命を落としてしまったのです。
この4時間の間に体調が急変したレベッカさんは、自ら病院に電話。最後の力を振り絞って自宅のドアを開けましたが、救急隊員が駆け付けた頃には既に絶命していたことがわかっています。
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■お別れも言えずに
家族は彼女の訃報を受け、「さよならすら言えなかった…。レベッカはとてもいい子でした。私たちにとって最高の娘で…生活に光を与えてくれるような子だったんです」とコメント。続いて「皆さん、お願いだから家に居てください。この病気の拡散力は想像以上です」と警鐘を鳴らしています。
世界中で辛いニュースが続きます。この病の恐ろしい所は、お別れを言えるのはまだラッキーで、殆どの人が独りぼっちのまま死んでしまうということ。一旦病状が悪化すれば、次に家へ帰ることができるのは火葬され、骨となった時という方がほとんどです。
悲しい別れを拡散しない為にも、出来るだけ家に居ることが賢明です。
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(文/fumumu編集部・AKO)