同性愛者も好きな人と付き合いが長くなれば、同棲をすることがあります。しかし、なかなか同棲生活をスタートすることすら困難なようです。
fumumu取材班は、ゲイセクシャルで同棲を経験したことがある人たちに話を聞いてみました。
①不動産から心ないことを言われる
「不動産はもちろん、セクシャルマイノリティの専門家ではありません。だから、その辺にいるごく普通の人と変わらず、様々にゲイセクシャルに対して考えを持っています。ゲイやレズビアンが多くぶち当たる問題としては、不動産の偏見の目に晒されること。
2人で入居となると、事情を聞かれてカミングアウトしなければならないこともありますが、それによって深く傷つくことが多く、家を1つ探すだけでも消耗戦です。僕のゲイ友達は、これで同棲を諦めていました」(20代・男性)
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②同性愛者の同棲は断られる
「元々、ルームシェアできる物件自体、あまり多いものではありません。しかし、やっと見つけた物件も、同性愛者で恋人と同棲をするということを理由に、断られてしまうことが多いです。
最近はやっと理解されだしたと思ったのに、実際はなかなか苦労を強いられているのが現状ですね」(20代・男性)
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③犯罪に使われることを疑われる
「おかしな話ではあるのですが、男2人で部屋を共有するとなると、まるで犯罪に使うかのように『なにに使うの』といぶかしむ人が実に多いです。ごく普通に、恋人といる時間を増やしたいだけなのに、辛いですよね。
それでなくとも、経済的に困窮しすぎていて、自立できないから男同士で固まって、部屋を共有するんだろうという考え方に至る人もいて、そうなると家賃の延滞をしないかなど、そういった信頼問題に関わってきます」(20代・男性)
同棲を夢見て物件探しを始めても、途中で挫折してしまうゲイセクシャルヤレズビアンは多いです。
渋谷などには、LGBTの方達のための不動産会社もありますし、理解ある人たちももちろんいます。自分たちに合う不動産を見つけると良いですね。
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(文/fumumu編集部・fumumu編集部)