そんなことを言われても…実際に出会った「美容師泣かせの客」3パターン
無理難題を叩きつける客にならないように、美容師への言動には気を配りたいものですね。
新年度へ向けて、ヘアスタイルを変えたいと思っている人は多いでしょう。しかし、中には、美容師のテクニックでは解決できないような、無理難題を押し付ける人もいるようです。
fumumu取材班が、実際に出会った困ったお客様について、美容師に話を聞きました。
①初対面で『その人らしい』スタイル
「初対面なのに、『私らしい雰囲気に仕上げてください』と言われるお客様。その方の『私らしさ』が何なのか全く分からないので、お手上げ状態です。職業や服装の好みなど、その人となりがある程度分かっている常連さんなら話は別ですが…。
私たちがご案内させていただいている『似合わせカット』とは、お客様の顔の輪郭や頭の形、髪質やお肌の色などに合わせてヘアスタイルの提案をすることなので…勘違いされると困ってしまいます」
②長さが足りない
「中村アンちゃんみたいな『かきあげバング』を作って欲しいとオーダーされたのですが、前髪が短い方の場合、物理的に髪の長さが足りないので対応のしようがありません。
それを何とかするのが美容師だと言われても…エクステでも付けない限り、髪の毛を伸ばすことまではさすがにできません」
関連記事:どれくらい知ってる? 2019ヘアトレンドキーワードを振り返る
③「想像と違う」と返金を求められる
「ロングヘアのお客様から、『滝沢カレンちゃんのような切りっぱなしボブにして欲しい』とオーダーされました。お客様が持ってきた写真を見ながら、その通りにカットしたのですが…途中で、『想像と違う』と不満を言い出したお客様。
『大切に伸ばしてきたのに』とか『こんなに短く切られて最悪』などとクレームに発展し、結局返金を求められました」
「お客様のご要望はできる限り叶えてあげたいと思っているのですが…できないこともあることを分かってもらいたいです」と、美容師は言います。
オーダーする際には、美容師の立場も考えてからお願いをしてみましょう。
・合わせて読みたい→2019年はどんなヘアスタイルに? トレンドワードを美容師が解説
(文/fumumu編集部・志都)