憂いが似合う西島秀俊にも注目! 柴咲コウの復讐劇に戦慄『蛇の道』

柴咲コウさんがフランスで働く精神科医に! 黒沢清監督のサスペンス『蛇の道』が6月14日公開。

『蛇の道』
(© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA)

フランスを舞台に、娘を殺された男性が、犯人とおぼしき組織に次々と復讐をしかけるサスペンス『蛇の道』が6月14日より公開。

男性を助ける心療内科医、新島小夜子を柴咲コウさん、小夜子の患者、吉村を西島秀俊さんが演じています。

思わずうなってしまう展開に釘付けになる本作の魅力を探ってみましょう。




画像をもっと見る

■黒沢清監督のセルフリメイク

『蛇の道』
(© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA)

6月14日公開の『蛇の道』は、カンヌ国際映画祭で監督賞を受賞した黒沢清監督が、かつて自身が制作した同タイトルの舞台を、フランスに移してリメイクした作品。

1998年に公開された前作は、男性2人を中心に描くサスペンスでしたが、今回はフランス人男性と日本人女性の2人になることで、スリリングながらもどこか体温を感じさせる仕上がりになっています。




関連記事:顔相鑑定(74):柴咲コウは超大人顔 『35歳の少女』の成長をどう演じる?

■柴咲コウの圧巻の二面性

『蛇の道』
(© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA)

物語は、8歳の愛娘を殺された父、アルベール・バシュレ(ダミアン・ボナール)が、日本人医師、小夜子(柴咲さん)の協力を得て、真犯人に近づく様子が展開していきます。

この柴咲さん扮する小夜子の二面性は、あまりにも見事。人を救う医師としての顔は、穏やかで頼もしいイメージですが、その裏で復讐に手を貸す冷淡で無慈悲な顔を持つ差に、つい見入ってしまうはず。




関連記事:柴咲コウの“北海道へ移住を選んだ理由”にTOKIOメンバー感嘆 「へぇ…!」

■復讐は自転車に乗って

『蛇の道』
(© 2024 CINÉFRANCE STUDIOS – KADOKAWA CORPORATION – TARANTULA)

個人的に、復讐に手をかけた小夜子が、ひらりと自転車に乗って帰る姿が印象的で、なぜ小夜子が2つの顔を持つ生活をしているのか、深い理由が隠されていることを示唆するように思うのです。

小夜子が復讐相手に向ける冷淡なまなざしと、異国の地で心を病んでしまった患者、吉村(西島さん)に向けるまなざしは、同じ人物とは思えない落差がある一方、それでもどこかやはり同じ人物なのだと思わせる説得力があります。

はたして小夜子が復讐に協力する理由は、明らかになるのでしょうか? 西島さん扮する吉村の行方にも注目です。

++++++++++++++++++++
『蛇の道』
6月14日(金)全国劇場公開
公式サイトはこちら

・合わせて読みたい→柴咲コウの“北海道へ移住を選んだ理由”にTOKIOメンバー感嘆 「へぇ…!」

(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

Amazonタイムセール&キャンペーンはこちらからチェック!

この記事の画像(4枚)