おじさんより女性の口臭がひどい？ 妊娠時は140倍にもなる「その原因」に絶句…
女性の主な口臭の原因とは？ 妊娠時は「140倍」にもなる事実に出演者思わず絶句…。
28日放送の『カズレーザーと学ぶ。』（日本テレビ系）では、「虫歯・口臭」について特集。
女性の口臭の原因について、医師の解説に出演者が絶句する一幕がありました。
■女性に多い「口臭が基準値以上」
福岡歯科大学の谷口奈央教授が紹介した、日本人を対象にした口臭に関する調査結果によると、若年層（20～39歳）・中高年層（40～69歳）ともに、全体で男性よりも女性のほうが「口臭測定値が基準値以上」であることが明らかに。
とくに、中年男性は9.3%に対し、若い女性は11.5%にのぼるなど「中年男性よりも若い女性のほうが口が臭い」という事実が判明します。
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■原因は「女性ホルモンをエサとするP.i.菌」
歯周病患者には女性が圧倒的に多く見られ、その原因は「女性ホルモンをエサに増殖するP.i.菌」。
一般的に、歯周病の主な原因菌は「P.g.菌、T.d.菌、T.f.菌」とされていますが、それとは別に、歯茎のなかで女性ホルモンをエサに増殖するP.i.菌が女性に歯周病が多い主な原因になっているといいます。
またこの女性ホルモンの影響で、女性には「思春期」、「妊娠・出産期」、「更年期」という人生に三度「口臭危機（クライシス）」が訪れることも明かされます。
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■妊娠時は女性ホルモンが「140倍」？
とくに「妊娠・出産期」について、谷口教授は「妊娠すると女性ホルモン分泌量が増加するんですけれども、人によっては平常時の140倍もの量が分泌される」と説明し、出演者たちは思わず絶句。
妊婦歯周病検査によると、全体で82.4%に「要指導・要治療」の結果が出たというデータもあり、歯周病による早産のリスクはアルコールや喫煙の約6倍。そのような背景から妊婦向けの無料の歯周病検診を行なう自治体も多いことが紹介されました。
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■具体的な対策は…
妊娠中の対策として「つわりがひどいときは小さいヘッドの歯ブラシを使用」、「発泡成分の入っていない歯磨き粉（泡立つと気持ち悪くなるケースもあるため）使用」を推奨する谷口教授。
また妊婦に限らず、一般的な歯周病対策として「歯磨きに加え、デンタルフロス・歯間ブラシを使用」、歯磨き粉の優秀な薬用成分を流してしまわないように「目安として水10mlくらい（ペットボトルの蓋2～3杯くらいの量）」という少量の水で口をゆすぐことを紹介しました。
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（文／fumumu編集部・黒木 ゆず）この記事の画像（1枚）
