転職は、新しいチャレンジや可能性を追求する大事な選択肢のひとつ。ただ勢いで行動すると、転職後につらい思いをしてしまうかもしれません。
「転職で失敗した…」と後悔している人に、これから挑む人へのアドバイスを聞いてきました。
①内定に飛びつかない
「内定に飛びついて、考えなしに前の会社を退職したことを後悔しています。とにかくすぐに辞めたくて、転職先の詳細を確認しないまま内定を承諾してしまったんです。
実際に入社してみたら、福利厚生などは前の会社のほうがよかったことが判明。仕事内容も微妙に想像と違ったし、もっとちゃんと確認すればよかった…と悔やみました。
転職活動中は気持ちが追い込まれていることが多いので、内定が出た瞬間に無条件で受け入れてしまうのかも。前の会社に戻るのは難しいので、転職先が自分の希望と合致するかどうか、慎重に判断したほうが安心だと思います」(20代・女性)
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②面接中の雰囲気を確認
「面接のときに、ちょっとした違和感があったんですよね。なんとなく面接官の人と会話が噛み合わないな? と思ったり、オフィスの雰囲気が暗く感じたり。
当時は早く転職したかったし、気のせいかと思って見て見ぬ振りをしたんですけど…。実際に入社してみて、面接時の違和感は無視しないほうがいいと痛感しました。『違和感の正体はこれか!』と、入社後に気づくことが本当に多いんです。
面接は自分だけがジャッジされる場ではなく、お互いのコミュニケーションの場だから。自分自身が快適に働けるかどうか、ちゃんと見極めたほうがいいと思いますよ」(30代・女性)
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③退職理由を忘れない
「シンプルに、退職理由を忘れないことが大切です。転職活動をしていると、会社を辞めたいと思った理由を忘れがちだから。転職先のいいところに気を取られて、もともとの理由をスルーしてしまうんですね。
『もっと給料を上げたい』と転職を決めたはずなのに、新しい会社の仕事内容に惹かれて、給料の確認をおろそかにしてしまうとか。私は、残念ながらまさにそのタイプ!
生活を楽にしたくて転職したはずなのに、結局は通勤時間やオフィスの綺麗さに目が眩んで、転職後も給料はほぼ変わらずです。転職の軸がブレると、後悔しやすくなると思います」(20代・女性)
退職の時期を決めることでやる気が出る場合もありますが、焦りから納得できないまま転職してしまう可能性もあるようです。
入社後に後悔しないためにも、なにか違和感があるならスルーせず、向き合うようにしたいですね。
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(文/fumumu編集部・nana)