MLB司会が「二刀流の大谷選手に打者に専念させるべき」と論じる理由
打者として絶好調の大谷選手に『MLB Network』のブライアン・ケニー氏は“二刀流”について持論を展開。
7日、米大リーグの専門チャンネル『MLB Network』では、ドジャースで活躍する大谷翔平選手の今後について言及。
打者として活躍する今季の様子に、司会を務めるブライアン・ケニー氏はある見解を示しました。
■打者としての活躍を絶賛
7日に行なわれたマーリンズ戦にて今シーズン11本目、3試合連続となるツーランホームランを放つなど、打者として活躍を見せた大谷選手。
同日の放送では、ケニー氏が「昨晩もホームランを放った大谷翔平は、ドジャースでの最初のシーズンで大暴れしている」 「投球をしていないシーズンで打者として新たなレベルに到達した」と絶賛。
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■「これは2位のムーキー・ベッツより…」
また、ケニー氏は「いくつかの疑問が浮かぶ。少し掘り下げてみよう」と切り出し「まず、大谷翔平は今、OPS+と総塁打数で圧倒的な差をつけ野球界をリードしている」 「彼のスラッシュライン(打率/出塁率/長打率)はクレイジーだ」とコメント。
「打率.370、出塁率.434、長打率.705。700を超えている」 「総塁数でもリーグを19の差をつけリードしている。これは2位のムーキー・ベッツより19塁打多いということだ。これが彼のスラッシュラインだ」と語ります。
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■過去に活躍したDH選手に触れ…
過去に活躍したDH選手について名前を挙げつつ「たしかにそうした名前をたくさん挙げてみると、その数は急速に減っている」と続けるケニー氏。
「実際、DHとして打ち続けるのはポジションプレーヤーよりも難しいんだ」とも話し「大谷が野球界最高の打者になった今、彼に打たせることを専念させる時期なのだろうか」と投げかけます。
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■「最良の手はただ打たせることかもしれない」
「わたしはこう尋ねたいが、どうだろう?」 「大谷を最大限に生かす最善の方法はただ打たせることだ」とケニー氏。
「大谷から何イニングの質の高い投球を得ることができるのか」と続け、7年目のシーズンとなる大谷選手の「平均イニング数が69回」ほか、腕の故障で欠場が頻発していた件にも言及。
「20代の選手が平均してシーズン70イニングなら、30代になる選手になにを期待できるのか…普通は良くはならない。彼はまだ29歳のシーズンだ。球界最高の打者だ」 「大谷をローテーションに混ぜるのはチームに負担がかかる。精神的なエネルギーが必要だ」 と続け「最良の手はただ打たせることかもしれない」と結論付けました。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)