古市憲寿、“焼けた遺体を放置”事件に疑問 「異様な事件だと思います…」
山林で2人の遺体が焼損した状態で発見された事件。古市憲寿さんは「誰かに命令されてやった」複数犯の可能性を考察。
19日、朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、栃木県那須町の山中で焼かれた遺体が発見された事件について報道。
男性と女性2人の遺体は人目につきやすい場所に折り重なるように倒れており、社会学者の古市憲寿さんは「遺棄した犯人の異様さ」にも言及し、疑問を呈しました。
■山林で2人の遺体を発見
報道によると16日、栃木県那須町の山林で2人の遺体が焼けた状態で発見され、1人は都内で焼肉店などを経営していた55歳の男性と判明。もう1人の遺体は40代から60代ほどの成人女性とみられ、身長はおよそ162cm、身元は調査中とのことです。
捜査関係者によると、2人の死因は首を圧迫されたことによる窒息死。女性には頭部の骨折も確認できるそうです。
17日、事件は急展開を迎え、20代の男が警察署に出頭して警察が任意で話を聞いたことが分かっています。
関連記事:祖母を殺害し調理して食事に… まるで「ハンニバル」のような事件に戦慄
■顔には黄色いビニール袋が
遺体を目撃した人によると、2人は十字もしくはX型のように、腰の部分で重なるように倒れていたそうです。顔には黄色いビニール袋が被せられ、その上からガムテームでぐるぐる巻きにされて、足は結束バンドで拘束された状態。
現場は車通りのある道路からほど近い河川敷で、近くの道路から遺体発見現場までは引きずったような跡が見られたそうです。
多くの飲食店を経営していた被害者男性について、親族は「帰り道とかもそうですし、気を付けてほしいっていう話はずっとしていました」「(犯人像は)特定できる人が分からない、多すぎて分からない。トラブルが多すぎて」と、経営者ならではの悩みも明かしています。
関連記事:祖母を殺害し調理して食事に… まるで「ハンニバル」のような事件に戦慄
■古市「「異様な事件ですよね」
警察は、複数の人物による犯行ではないかと推察して捜査を続けているとのこと。古市さんは、「異様な事件ですよね。もしも証拠隠滅を図りたいんだったら、殺人の場合は遺体の処理が一番大変なはずですから…」と考察。
続けて、「燃やして森の奥とかに埋めるのなら分かるんですけど、ここってちゃんと道路がある場所ですよね。ずぐに見つかってもおかしくない場所に放置したというのは、ある種のアピールなのか、それとも恨みに対する見せしめなのかと考えてしまうので」と分析しています。
関連記事:古市憲寿、岸田首相の襲撃を受け戦前の事件を連想 「テロが相次いだ…」
■犯行に稚拙でずさんな面がある?
司会の谷原章介さんは、「古市さん、事件の稚拙な面だとかずさんな面だとか知識面とかから考えても、あまり慣れていない、プロではない?」と古市さんに問いかけ。
古市さんは「もしも、出頭してきた男っていうのが、関わったかもしれないというのなら、もしかしたら『運転手だけやった』かもしれなくて、もしかしたら複数人で慣れていない人達が、誰かに命令されてやったこともありえますよね」と、ひとつの「可能性」について言及。
番組側は、身元が判明した被害者はトラブルが多かったという親族の証言を報じた上で、「トラブルメーカーのようにみえるのですがそうではなくて、10店舗以上経営していると同業他社との『抱えているものが多かった』という意味でいろいろあったという…」と補足していました。
・合わせて読みたい→祖母を殺害し調理して食事に… まるで「ハンニバル」のような事件に戦慄
(文/fumumu編集部・星子)