世界初・推し活グッズを手放す「ぬい供養祭」 悲壮感はなく参加者はスッキリした顔に
メモリアルアートの大野屋が主催した「ぬい供養祭」に参加しました。
推し活アイテムを供養する「ぬい供養祭」というものがあるそうです! どんな人が集まり、何をするのでしょうか。fumum取材班も参加しました。
■“ぬい”の供養祭は世界初
会場は、東京都の小平市。主催するのは「メモリアルアートの大野屋」です。同社は2011年から雛人形やぬいぐるみなどの「人形供養祭」を実施してきました。思い出を大事にしながら、お気持ちの整理と人形の処分のお手伝いをしています。
しかし推しのぬいぐるみ=「ぬい」の供養を中心とした供養歳は初めて。それどころか、ぬい供養祭は世界で初めての試みです。
なお、ぬいぐるみに限らず、フィギュアやアクスタも対象。当日に出席できない場合も、前日までに持ち込めば供養は可能です。
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■大量のぬいぐるみが…!
会場には大量のぬいぐるみがズラリ。みなさん自分が持ってきたぬいぐるみを、飾ります。利用した方々は、素敵に見えるように飾る位置にはかなり悩んでいらっしゃいました。お互いのぬいを褒め合っている様子も。
悲壮感はほぼ漂っていません。どことなく、お葬式よりも卒業式の雰囲気に近いようにも思えました。
参加者は10名で、若く髪の色がおしゃれな女性が多い印象です。
定刻になると、奈良薬師寺のご僧侶が登場。これまで数々の人形供養を行なってきたご僧侶です。奈良からいらっしゃいました。
ご僧侶の読経後は一人ずつお焼香をします。僧侶の「この供養は悲しいものではなく、ぬいぐるみへの感謝を伝えるためのものだ」といった話が、心に染み渡りました。
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■参加者「スッキリしました」
終了後に、参加した人にお話を聞きました。複雑な感情かと思いきや、意外にも「スッキリしました」とニコニコ。
参加理由を聞くと、「推しを卒業した」人もいれば、「推しのことは好きだけれど、ぬいが増えすぎてしまったから」という人もいました。
「これまで愛用してきたぬいなので、きれいな状態ではありません。だから、フリマなどには出しづらかったし、かといって捨てるのも違うなって。だからこういった供養の場はありがたいです」(参加者の女性)
次回の開催日時は決定次第、公式HPに掲載されるとのこと。気になる人はぜひチェックしてみてください。
※許可を得て撮影・取材しています。
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(取材・文/fumumu編集部・ヤギコ)