『猫の恩返し』ハル宅のリビングに「椅子が2脚しかない理由」 “あること”が表されている
ハル宅のリビングには、椅子が2脚だけ。この意味についいて、森田宏幸監督はこのようにコメントしていました。
3日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、スタジオジブリの『猫の恩返し』が放送されます。
放送を前に本記事では、同作の森田宏幸監督が以前SNSで言及した、主人公の家族に関する豆知識をご紹介。
■『耳をすませば』柊あおい作品を映画化
『耳をすませば』の柊あおい先生による『バロン 猫の男爵』をスタジオジブリがアニメ映画化し、2002年に劇場公開された同作。
ある日、高校生の主人公・ハルが車に轢かれそうになった猫を助けると、「恩返し」として猫の国へ招待されることに。
そこでハルは、猫の国の王子の妃候補として猫の姿に変えられてしまい、猫の男爵・バロンの力を借りながら、元の世界へ戻り“自分の時間”を生きようと奮闘する物語です。
関連記事:fumumu動物キングダム~みんなのモフモフ自慢~ 家族大好きおしゃれアヒル
■椅子が“2脚だけ”のハル宅
作中では、ハルが自宅で母と会話をしたり、食事をするシーンも描かれています。そのなかで注目が集まったのは、リビングのテーブルの「椅子の数」。
森田監督は以前、ファンからの質問に答えるかたちで、自身のX(旧・ツイッター)でこのようにコメントしていました。
「お父さんと一緒に暮らしていないことは確かです。リビングのテーブルに椅子が二つしかありません。離婚してしまったのか、死んでしまったのか。実は私も知りません。その辺りの事情を、根掘り葉掘り掘り下げるのも、私としては野暮な気がいたしまして、、、」
こうした事情は作中で触れられることはありませんが、椅子の数だけで家庭環境を表現していたんですね!
関連記事:『耳をすませば』雫が歌うシーンのすさまじい事実 「だからあんなに…」
■母はデザイン事務所勤務→独立
森田監督は、ハルの母について「母子家庭の境遇を受け容れた母の直子さんは、最初はデザイン事務所に勤めていましたが、マイペースな暮らしを求めて、独立したのでしょう」ともコメント。
バロンのカッコ良さや、個性豊かな猫の国の住民たちが強烈に印象に残りますが…! 自宅でのハルと母のシーンも、こうした情報を踏まえて改めて観てみると、新たな発見があるかもしれませんね。
・合わせて読みたい→『耳をすませば』雫が歌うシーンのすさまじい事実 「だからあんなに…」
(文/fumumu編集部・衣笠 あい)