『春になったら』9話 タイムカプセルが教えてくれた「人生の大切なこと」に視聴者涙
半世紀前のタイムカプセルの中には…。幸せとは何かを考えさせられる父の言葉が胸に響きます。
11日放送のドラマ『春になったら』(フジテレビ系)の9話「タイムカプセル発掘大作戦! 娘が大奮闘」。
人生の終わりまでに父がどうしても開けたいと願っていたタイムカプセル。そのタイムカプセルを巡る父娘の会話が心に沁みると話題になっています(ネタバレを含みます)。
■子供の頃に埋めた宝物
日に日に体調が悪化していく父・雅彦(木梨憲武)ですが、まだまだ”死ぬまでにやりたいこと”は残っていました。そのひとつが”タイムカプセルを開ける!”。実は雅彦は小学生の頃、通っていた小学校の校庭にタイムカプセルを埋めていたのです。
とはいえ、最近では頻繁に咳き込むことも多くなり、自分で探したり掘ったりするには体がもたない状態。
しかし、「残ってんだったら掘り出したいな〜。死ぬまでにさ、ちょっと見てみたいな…」と残念そうな顔をした雅彦を見た娘・瞳(奈緒)は代わりに学校へ! ところが、すでに廃校になり封鎖されており…。
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■箱の中身
そんなある日、雅彦が突然倒れます。人口呼吸器をつけながらもずっと気にしていた父の願いをなんとか叶えたいと考えた瞳は、婚約者の一馬(濱田岳)とタイムカプセルを探しに深夜の学校に忍び込んだのでした。
2人で協力してやっと見つけた目当ての箱…。雅彦が開けてみるとそこから出てきたのは、ミニカーや石、写真、そして”未来のぼくへ”というタイトルの手紙でした。
小学生の雅彦は、未来で自分はスターになっているか、空飛ぶ車に乗っているか、宇宙旅行には行けたかなど当時の夢を綴っていました。そして、「100歳まで生きていますか」という質問も。
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■幸せな人生とは…
それらの質問はどれも、実際には叶えられなかったものばかり。しかし雅彦は、「でもさ、子どもの頃考えてるより想像以上に楽しかった」「最高の人生だった」。加えて、亡くなった妻と瞳がいてくれるならまた同じ人生がいいと答えたのでした。
この雅彦の言葉にSNSでは、「かなった願いの数じゃなくて、どれだけ幸せ感じられるかだもんね」「タイムカプセルに入っていた過去の自分からの手紙には人生でできたこともできなかったことも書いてあったけど、大切な家族を持てたことが人生で1番の幸せなんだよな…沁みた」「人生を振り返った時、幸せだったと思えるように一瞬一瞬を大切にしないとだね」「最後に幸せだと言い切れる人生より最高なもんないよな」「子供の頃思い描いてた未来とは全然違うけど、幸せだったって思える人生をお父さんは歩んできたんだなぁ。春になったら…全部叶うといいな」などなど、共感するつぶやきでいっぱいに。
大なり小なりこうなりたいという夢やビジョンがあっても、すべてが上手くいくとは限らないのが人生。でも、いつか自分が歩いてきた時間を幸せだったと感じられたら、それは最初に描いた夢を超えた人生なのかもしれませんね。
次週10話は、3/18(月)22時〜放送です!
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(文/fumumu編集部・福野 エリカ)