祝・オスカー助演男優賞ノミネートのマーク・ラファロ アメコミヒーローに扮した 『アベンジャーズ』は必見
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:マーク・ラファロ。道楽者の掟。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『哀れなるものたち』の公開を記念して、同作で弁護士ダンカン・ウェダバーンを演じているマーク・ラファロです!
■世界を見るための旅へ
オスカー女優エマ・ストーンが、主人公の死から蘇生した女性ベラに扮している『哀れなるものたち』が現在公開中です。
自分の目で世界を確かめたいと思ったベラは、弁護士のダンカンと共に旅に出るのですが…?
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■道楽者のイメージが
この弁護士という知的な仕事に就いていながらも、かなりの道楽者であるダンカンを演じているのが、1967年11月22日、アメリカ生まれのマーク・ラファロ。
初めてアカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『キッズ・オールライト』(2010年)で演じた性に奔放な男性役のように、放蕩者のイメージが個人的には強く、このダンカンもまさにハマり役。事実、2024年度のアカデミー賞助演男優賞にもノミネートされています。
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■お気楽さのない苦悩
ですが、こうしたお気楽な役ではなく、自身の二面性に苦悩する、知的な博士役に扮したラファロに会える『アベンジャーズ』(2012年)がイチオシおすすめ作です。
ご存じ、マーベルコミックのスーパーヒーローたちが集結したチーム「アベンジャーズ」の活躍を描く作品ですが、ラファロは天才科学者でありながら、実験でガンマ線を大量に浴びたことで、緑色の怪人ハルクになってしまうブルース・バナーを好演。
このハルク役は、エリック・バナ、エドワード・ノートンなどのイケオジが歴代演じてきましたが、怪人になることを、どことなくよしとしている印象のキャラクターとして仕上がっていました。ですが、ラファロのハルクは逆で、ふだんはやさしいブルース・バナーが、突如ハルクに豹変することを恐れ、悩んむイメージ。道楽者とは違う、深みのあるギャップが見事なのです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)