東京にはさまざまな地名がありますが、世田谷区には「砧」という町名があるのを知っていますか? この春、進学や就職などで上京する人は、要チェックです。
■「砧」って何と読む?
fumumu編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「砧」の読みかたに関する意識調査を行なったところ、「たく」と読むと答えた人が全体で17.8%、続いて「せん」と読むと思うと回答した人が13.6%でした。
てへんに石と書く「拓」という漢字は「たく」と読み、「占」という漢字は「せん」と読むため、勘違いしてしまった人も多いのではないでしょうか。
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■正しくは「きぬた」
なお、「砧」の正しい読みかたは「きぬた」。編集部の調査では全体で64.3%の人が正しい読みかたを回答していました。
ちなみに「たぬき」と読むと思うと回答した人4.1%がでした。「きぬた」と「たぬき」ちょっと似ていますよね…。
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■「砧」の意味は…
「砧」の意味について、デジタル大辞泉(小学館)で調べてみると、以下のように記載されています。
「きぬいた(衣板)」の音変化
① 木槌 (きづち) で打って布を柔らかくしたり、つやを出したりするのに用いる木や石の台。また、それを打つこと。
②砧拍子 (きぬたびょうし)の略。砧拍子とは、2本の木の棒を打ち合わせて砧の音の感じを出すもの。
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■サクラが有名な砧公園
「砧」と聞けば、東京に住んでいる人は世田谷区にある「砧公園」を思い浮かべる人も多いのではないでしょうか。住宅地と緑地・農地が融合している砧地区の中心にある砧公園は、昭和32年に開園した歴史ある公園です。
運動施設区域と、自然の地形を活かし、芝生の広場と樹林で構成されるファミリーパーク区域で構成されており、1年中植物を楽しむことができます。なかでも、春に咲くサクラは圧巻。ファミリーパーク内にソメイヨシノやヤマザクラなど約840本が咲き乱れ、大勢の花見客で賑わいます。
上京した際にはぜひ、お花見シーズンに砧公園を訪れてみてはいかがでしょうか。
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■執筆者プロフィール
丸井ねこ:お笑い好きな大阪出身のアラサー女性ライター。
おいしいものに目がなくグルメ記事をよく書いています。YouTubeでレシピ検索をするのが日課。趣味のカメラでご飯の写真を撮るのも好きです。
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)