「言いにくいこと」をどう伝える? 角を立てない伝えかたのコツ
気まずいけど、言わなくちゃいけない。「言いにくいこと」を伝えるコツを紹介します。
日常生活や仕事上で、他人に対して「言いにくいこと」を言わなくてはいけない。そんな状況も、人生の中ではありますよね。
なるべく波風を立てずに気持ちを伝えるには、どうすればいいのでしょうか? fumumu取材班が、角を立てない伝えかたのコツを聞いてきました。
①メリットを添える
「相手にとってのメリットを一緒に伝えると、気まずい空気を緩和できますよ。たとえば、他人の改善点を指摘する際に、改善することで得られるいい結果をイメージさせるとか。
もし自分が『仕事が遅いから、もっと早くして!』と言われても、それだけだとやっぱりムッとしますよね。『もう少しスピードを早められたら、休憩を増やせるかもしれない。がんばってみよう!』だったら、指摘されても気分は悪くならないんじゃないでしょうか。
改善点だけ言われても、改善しようと思えるメリットがなければ心に響かないから。相手にとってポジティブな面を示すことで、難しいメッセージが届きやすくなると思います」(20代・女性)
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②情報量を絞る
「言いにくいことって、気まずくて遠回しの言いかたになることが多い気がして。もし自分が言われる側なら、オブラードに包んで話の軸が見えないのは、そのほうがイライラするかもしれないです。
冗長な説明や余計な情報は、伝えたいことがぼやけるだけだから。言いにくいことこそ、サラッとストレートに伝えたほうが、重い空気にならないんじゃないでしょうか」(20代・女性)
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③自分の失敗談を話す
「私は会社の先輩から仕事を教えてもらう立場ですけど、その先輩に対して嫌な気持ちになったことはないかな。なにか指摘をされるときも、言いかたが上手なんです。
『このやりかただと部長にどやされるから、気をつけて! 私も昔同じことやって、めちゃくちゃ怒られたから』とか、自分の失敗談を交えて伝えてくれるからだと思います。
自分と同じ失敗をしないように、道を示してくれているように感じるんですよね。失敗談って、相手に親近感も湧きやすいし。会話の中ではいい緩衝材なのかもしれません」(20代・女性)
メリットを添えたり、情報量を絞ることで、言いにくいことが言いやすくなるようです。
伝えかたのコツを知っておけば、いざというときも頭を悩ませる頻度が減りそうです。
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(文/fumumu編集部・nana)