朱肉なしで押せる「シヤチハタ」の正式名称って知ってる? 正解は2割未満…

宅配時にも便利な「シヤチハタ」。正式名称はなにか分かりますか?

シャチハタ
内部にインクが入っていることから、朱肉やスタンプ台不要でサッと捺せる「シヤチハタ」。

宅配便の受け取りや、ちょっとした認印など、様々な用途で活躍する便利なアイテムですが、じつは正式名称があることを知っていますか?



■「シヤチハタ」の正式名称は?

fumumu編集部が全国の10代~60代の男女800名を対象に「シヤチハタ」に関する意識調査を行なったところ、正式名称は「スタンプ印」であると答えた人が全体で36.3%。

続いて「簡易印」と回答した人が30.8%、「インク式印」と回答した人が14.3%でした。



関連記事:論争続く「痴漢に安全ピン」 無償弁護を呼びかけたツイッターが話題

■正しくは「浸透印」

なお、「シヤチハタ」の正式名称は「浸透印」。

シヤチハタの正式名称が分かる人の割合

また「インク浸透印」「インキ浸透印」と呼ばれることもあるそうで、編集部の調査では全体で18.3%の人が正しく回答していました。



関連記事:千原ジュニア、痴漢冤罪を防ぐ方法を提案 「電車の中を…」

■「シヤチハタ」と呼ばれる理由

なぜ「浸透印」が「シヤチハタ」と呼ばれるようになったのかには理由があり、「スタンプ台でインキをつける作業さえ効率化できるのではないか」と考えたシヤチハタ株式会社が、1965年にインキが浸透したスタンプ「Xスタンパー」を発売。

この商品が大ヒットしたことで、いつの間にか「シヤチハタ」が「浸透印」全てを指す言葉になったそう。

また、「シヤチハタ」は、正式には「ヤ」が大きい「シヤチハタ」という表記ですが、「シャチハタ」と読むため、発音と同じように小さい「ャ」の「シャチハタ」と表記されることが多いです。



関連記事:ポンと押すだけ! 自分だけのメモが作れる「ペインタブル浸透印」

■公文書での使用不可

ちなみに、「シヤチハタ」は、公文書での使用ができません。

その理由は、大量生産品のために同じ印影のものが簡単に手に入ることや、印面がゴムでできているために捺すときの力によって印影がかすかに変化してしまう恐れがあるからなのだそう。また、ゴムは長年使っていると劣化することも公文書への使用が不向きな理由です。

日々使用するうえで便利さが魅力の「シヤチハタ」。用途に応じて上手く使い分けると良さそうです。


関連記事:SNSでギフトも簡単! 女子大生が「ステキだな」と思ったさりげないお礼3選

■執筆者プロフィール

丸井ねこ:お笑い好きな大阪出身のアラサー女性ライター。
おいしいものに目がなくグルメ記事をよく書いています。YouTubeでレシピ検索をするのが日課。趣味のカメラでご飯の写真を撮るのも好きです。

・合わせて読みたい→千原ジュニア、痴漢冤罪を防ぐ方法を提案 「電車の中を…」

(文/fumumu編集部・丸井 ねこ
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年12月12日~2023年12月13日 調査対象:全国10代~60代の男女800名

シヤチハタ ネーム9【Amazonでチェック】

この記事の画像(2枚)

 
 
 

関連キーワード