「メンタルヘルスの不調を抱えてきた」と告白した俳優ジョナ・ヒル、ブラッド・ピットの絆が見事な『マネーボール』は必見
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:ジョナ・ヒル。繊細の裏。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『スーパーバッド』の公開を記念して、同作で初体験を目論む高校生、セスを演じているジョナ・ヒルです!
■冴えない高校生の夢
『スーパーバッド』は、もとは2007年にアメリカで公開されるやいなや、初登場1位に輝き、最終興行収入は1億ドルを超えた大ヒットコメディ。
ところが、当時日本では公開にならず、2008年に『スーパーバッド 童貞ウォーズ』のタイトルでDVD発売となった幻の作品です。このタイトル通り、童貞の高校生3人組が、初体験を夢見て奮闘する姿を描いています。
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■コメディとは裏腹に
その3人組高校生のうちの1人、セスに扮しているのが、1983年12月20日、アメリカ生まれのジョナ・ヒルです。
同作の大ヒットにより知名度を上げたヒルは、以降、コメディ作品への出演が続き、コメディ俳優としてのイメージを確立していきます。そのためか、「おもしろい人」と思われがちだったようですが、じつは長い間メンタルヘルスの不調を抱えてきたと告白。素顔は繊細な部分が多いのでしょう。
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■信頼に応えようとする真摯さ
そんなヒルの繊細な本質が垣間見えるのは、アカデミー賞助演男優賞にノミネートされた『マネーボール』(2011年)。
本作は、経営危機に陥った野球チームを再建させた実在の人物、ビリー・ビーン(ブラッド・ピット)の活躍を描く作品です。
ビーンが就任している球団のGM(ゼネラルマネージャー)は、選手をスカウトするなど、強いチームを作るための権限を持つ最高責任者といってもいい立場です。従来のGMは、経験や勘に頼っていた部分が多かったそうですが、ビーンが画期的だったのは、データを分析して、つまりは数字を使った方法で戦略を立てたことだとされています。
その統計学的な方法を使っていたのが、ヒル演じるピーター・ブランド。知り合ったばかりのブランドを全面的に信頼するビーンと、それに応えようとするブランドの姿は、これから歴史が変わる予感に満ち、わくわくすること間違いありません。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)