オーストラリアに拠点を移した女優、ミア・ワシコウスカ 不治の病に冒された少女を熱演した『永遠の僕たち』は必見

イケてる女優「イケジョ」のススメ:ミア・ワシコウスカ。生と死に向き合えば。

ミア・ワシコウスカ
(©2022 ArenaMedia Pty Ltd, Screenwest (Australia) LTD and Screen Australia)

いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。

今回は、『ブルーバック あの海を見ていた』の公開を記念して、同作で主人公の海洋生物学者アビーを演じているミア・ワシコウスカです!



画像をもっと見る

■母と自分の原点を見つめなおす

現在公開中の『ブルーバック あの海を見ていた』は、海を介した母と娘の絆を描くヒューマンドラマ。


環境活動家だった母の病気をきっかけに、故郷のオーストラリアに戻ってきた海洋生物学者のアビーは、自分の原点を見つめなおすのですが…?



関連記事:堤真一は包容力と馬力がある「イケオジ顔」 少年っぽさも魅力:顔相鑑定(228)

■故郷オーストラリアの海で

ミア・ワシコウスカ
(©2022 ArenaMedia Pty Ltd, Screenwest (Australia) LTD and Screen Australia)

ミア・ワシコウスカといえば、ルイス・キャロルの小説をベースにしたファンタジー『アリス・イン・ワンダーランド』(2010年)の主人公、アリス役で知られ、ハリウッドでの活躍が目立つ印象。

ですが本来は、1989年10月25日のオーストラリア生まれ。『ブルーバック あの海を見ていた』のアビー同様、現在は故郷のオーストラリアに拠点を移し、オーストラリアのアカデミー賞で主演女優賞にノミネートされるなど、着々とキャリアを積み重ねています。



関連記事:エリック・バナ『ブーリン家の姉妹』(2008年):「イケオジ」作品のススメ

■生きるとは死と向き合うこと

そんなミワは、アリスのように、好奇心と独立心が旺盛で、生きる力にあふれたキャラクターが似合うイメージ。

それは逆に、死に対しても真摯に向き合うことの表れだと思うのですが、それを目いっぱい表現しているミワの熱演が光るのが、『永遠の僕たち』(2011年)です。

ミア・ワシコウスカ
(出典:amazon

名匠ガス・ヴァン・サント監督がメガホンを取った本作は、少年と少女の淡い恋物語ですが、ミワ演じる少女アナベルは、余命3ヶ月とされたがん患者。一方、アナベルと恋に落ちる少年イーノック(ヘンリー・ホッパー)は、唯一の友人が戦死した日本人幽霊で、つまりは、「死」が2人を結びつけているのです。

着々と「死」に向かっていくアナベルの姿に、私たちは強烈に「生」を意識するはず。繊細なミワの変化に注目です。

・合わせて読みたい→エリック・バナ『ブーリン家の姉妹』(2008年):「イケオジ」作品のススメ

(文/fumumu編集部・尾藤 もあ

Amazonタイムセール&キャンペーンはこちらからチェック!

この記事の画像(3枚)