『千と千尋の神隠し』じつは約3割しか知らない「油屋」の正式名 現実の温泉宿にも多く…
『金曜ロードショー』2024年最初の放送は『千と千尋の神隠し』。千尋が働くことになる「油屋」は“ゆや”ではなく…。
2024年は辰年であることにちなんで、1月5日の『金曜ロードショー』(日本テレビ系)では、スタジオジブリ作品の『千と千尋の神隠し』が放送されます。
放送に先駆けて、主人公の荻野千尋(千)が働くこととなる「油屋」に関する豆知識をご紹介。
■外観も内装も独特な湯屋「油屋」
引っ越しの途中で不思議な世界に迷い込み、罰を受けて豚にされてしまった両親を助けるために、千尋が働くこととなる湯屋「油屋」。
その特徴的な建物について、2022年放送時に番組の公式アカウントは「美術監督の武重洋二さんいわく、ジブリの社員旅行で行った四国の道後温泉は油屋の外装を描く際に参考になった」と紹介し話題に。
また、「その他にも日光東照宮や江戸東京たてもの園にある建築物」なども、描く際の参考にしたといいます。
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■油屋は「あぶらや」
そんな「油屋」の屋号について、同アカウントは「湯婆婆が経営する湯屋(ゆや)の屋号は『油屋』。『あぶらや』と読みます。つまり“湯屋『油屋』”は『ゆや・あぶらや』と読むのです」とも解説。
fumumu編集部が全国の10代~60代の『千と千尋の神隠し』を観たことがある男女839名を対象に行なった調査では、「油屋」を「あぶらや」と読むと答えられた人は、全体で35.5%でした。
なお、「ゆや」と読むと答えた人が46.4%、「分からない」が18.1%でした。
同アカウントによると、「現実の世界でも温泉宿や商店で『油屋』の屋号をもつ店は多い」のだとか。
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■長野県の「霜月祭」がヒントに?
また番組公式アカウントの解説によると、「神様がお湯屋に疲れを癒しに来る、という設定は長野県南部の遠山郷などで、毎年12月に行われるお祭り『霜月祭』が発想のヒントになっています」とのこと。
宮崎駿監督は「日本中の神様を呼び出してお風呂に入れて元気にするっていう非常に面白いお祭りがあるんです」。
「日本の神様たちって本当にささやかな人たちだと思うんですよ。(中略)どうしてそういう神様たちを登場させたのかというと、日本の神様たちは、きっとものすごくくたくたになっていると思ったからです。そしたら二泊三日で骨休みにお風呂屋さんに来るに違いないと思ったんです。霜月祭と同じようにね」とも語っていたといいます。
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■執筆者プロフィール
衣笠あい:神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。
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(文/fumumu編集部・衣笠 あい)