先陣を切る女性が似合うキャリー・マリガン 『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』でその功績を見る
イケてる女優「イケジョ」のススメ:キャリー・マリガン。社会と戦うために。
いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『マエストロ:その音楽と愛と』の公開を記念して、同作で20世紀に活躍した指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインの妻、フェリシアを演じているキャリー・マリガンです!
■偉大なる指揮者の妻
現在公開中の『マエストロ:その音楽と愛と』は、ミュージカル『ウェスト・サイド・ストーリー』の作曲を手がけ、25歳で指揮者としてニューヨーク・フィルハーモニックの舞台に立ったレナード・バーンスタインの生涯を描く伝記映画。
1951年、バーンスタインは、女優のフェリシアと結婚、3人の子どもをもうけますが、同性愛者だったともいわれています。
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■復讐の鬼として
このバーンスタインを、イケオジ、ブラッドリー・クーパーが熱演。彼の愛した妻フェリシアを、1985年5月28日、イギリス生まれのキャリー・マリガンが演じています。
実際のフェリシアは、コスタリカ生まれのチリ人で、社会活動家としても活躍したそう。キャリーが、『プロミシング・ヤング・ウーマン』(2020年)で演じた復讐に燃える女性主人公役で、アカデミー主演女優賞ノミネートされたように、キャリーには戦う強い女性が似合うイメージです。
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■真実を暴く記者として
そんなキャリーが、フェリシア同様、新聞記者役で不正を暴こうと戦った『SHE SAID/シー・セッド その名を暴け』(2022年)がイチオシおすすめ作です。
本作は、映画プロデューサー、ハーヴェイ・ワインスタインによる性暴力事件を記事にしようと、ニューヨーク・タイムズ紙の女性記者2人が奮闘する社会派ドラマ。
キャリー演じるミーガン・トゥーイーは、最高の報道賞といわれるジョージ・ポルク賞を受賞している実在の記者です。権力に屈しないその姿に、「社会」と「女性」の在り方について、思わず考えさせられます。はたして「沈黙は罪」なのか、先陣を切った「戦う女性」たちの意思を、無駄にしてはいけないとも思えるのです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)