恋人との別れ話が由々しき事態に発展してしまうケースはどの国、どの時代にもあること。近日、中国に住むある女性が恋人と喧嘩をし、自宅に火をつけるというとんでもない事件が発生しました。
火をつけた女性は後に「彼の気を引きたかっただけ」と供述していることから、ネット上で話題を呼んでいます。
■勢いでカーテンに火をつけ…
現地メディアの報道によると、事件の発生は2023年4月。Mさん(仮名)は彼氏との関係がうまくいかず、所謂やけ酒をしている最中でした。
直前まで喧嘩をしていたことと、アルコールが入ったことにより感情のふり幅が大きくなってしまったMさんは「そうだ、カーテンが燃えてる動画を送ったら驚いて来てくれるかも!?」という考えに至ったのだそう。
手元にあったオイルライターで部屋のカーテンに火をつけ、その様子を動画に納めました。そして「火事が起こったから来て! 助けて!」というメッセージを彼に送信したのです。
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■思った以上の惨事
途中燃えたりないと思ったのか、Mさんはそのままライターを火種に投下。火はみるみる燃え盛り、マンションの廊下にまで煙が蔓延する事態を引き起こします。
幸い、早めにスプリンクラーが作動したことから怪我人は出ませんでしたがカーテンは丸焦げに。また、消防車と警察が出動する大騒ぎとなってしまい「まずい」と思ったMさんは「卓上コンロでラーメンを作ろうとしたら火が燃え移りました」と供述したのでした。
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■一時の衝動が警察沙汰に
しかし、卓上コンロからカーテンの間に距離があったこと、卓上コンロがIHタイプであること、窓際からライターが見つかるなど、供述に無理があると警察に疑われたMさんは後に「彼の気を引きたくてわざと火を付けました」と告白。
マンションに賠償金を支払うと約束することで事態は収拾したと思いきや後の裁判で「悪意のある放火」と見なされ2年6か月の懲役、執行猶予3年という判決が言い渡されています。Mさんはこの判決を受け入れた上で「住民の皆さんに危害を加えてしまったことを反省しています」と述べているのだとか。
一時の衝動でうっかり家を燃やしてしまい、罰を受ける形になってしまったMさん。一歩間違えれば死傷者を出してしまったかもしれない行動に、ネットからは「怖すぎる」「家燃やしたら彼氏が来てくれるかもという発想に驚き…」といった声が寄せられています。
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(文/fumumu編集部・鳳 あゆ子)