アプリで出来た彼にひどい言葉を放ってしまい後悔も… もっとキツイひとことをくらう

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。


■キツい言葉の連発

そんなある日、えびおくんの仕事がさらに激務になりました。土曜日も連絡が返ってこない状態に。会えないとなると、すぐ不安になる私。無理矢理会う理由を作って、えびおくんの家に行っていました。

「ちょっと仕事のことで話を聞いてほしい」「この本のここがわからないから教えてほしい」など、えびおくんが好きそうなことなら断られないだろうと、そんな浅はかな気持ちで彼の部屋に押しかけていました。彼は優しさなのか、ハッキリと断る、ということをしません。私も甘えてダラダラとしてしまうのは悪いところなのですが。

そして、ピリピリしてきたえびおくん、また言ったのです。「足を引っ張られている気がする…」と。相当疲れた顔をしていました。足を引っ張るってどういう意味? 私は、聞きました。いつもよくわからないから。すると「仕事のパフォーマンスが落ちている」と。さらに「まほちゃんがいるとスケジュールが変わる、それがストレスなんだ」と言われたのです。

そこまで言う?! そして、また喧嘩が始まりました…。いつも同じことで揉める私たち。仕事のパフォーマンスとかスケジュールとか、私のせいなのか? たしかにだらしないところは認めるけれど。でもこれ、八つ当たりなんじゃないの? と、かなりイラついた私は言ってしまったんですよね、いつものキツい一言。「もしかして、仕事できないんじゃないの?」



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■矢印の大きさが違う2人

言っちゃった。おそらく男性が1番傷つく言葉かもしれません。これは言い過ぎました。ですが、私も傷ついています。いつもお互い傷つけあってしまう。そんなことが言いたいわけじゃなかったのに。でも、キツいことを言っても怒らないのが彼でした。「いや、仕事できますから!」と少し半笑いで返してくれて、その場では大きな喧嘩にはなりませんでしたが、急に、えびおくんは何かを書き出しました。

「話し合いにならないから、図を書いた」と渡されたのは、簡単な棒で書いた「まほ」と「えびお」の2体の人間の絵それぞれ矢印が書かれています。

「まほ」は、大きな矢印で恋愛、小さな矢印で仕事。「えびお」は、小さな矢印で恋愛、大きな矢印で仕事。つまり、私は恋愛…えびおくんのことで頭がいっぱいで、俺はそうじゃない、今は仕事のほうが大切なんだ。こう伝えたいってことでした。わかっていたけど…私がえびおくんとの結婚に向かって頑張るほど遠ざかっていることは。

この日は、泊まらずに帰りました。落ち着いたら話し合うことにしました。ですが、せっかちな私…。次の日にはもう話し合いたいと振り回し、さらに珍行動に出ます、それが、なんと「逆プロポーズ」。そして、断られる?! そりゃあ、断られるよなぁと、今思うと彼が正しいかなと思うのです。ですが、この時は…。やっぱりお付き合いする相手は自分のことをよくわかってくれているのかもしれません。続く!



■執筆者プロフィール

小出真保:太田プロ所属のものまねタレント。フジテレビ系で放送の『 ザ・細かすぎて伝わらないモノマネ』で優勝経験あり。
aiko、優香、泉ピン子などものまねネタ多数。近年はナレーションなどの活動も積極的に行っている。

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(文/fumumu編集部・こいで まほ

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