武田鉄矢、谷村新司さんを送る会で心境を吐露 「間に合いませんでした…」

10月8日に74歳で亡くなった谷村新司さんを送る会が行われ武田鉄矢さんは故人との思い出を交えながら追悼メッセージを送る。

谷村新司

12日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、先月74歳で死去した谷村新司さんを「送る会」が開かれたことを報道。

会場では谷村さんと親交のあった多くの著名人が生前の秘話を明かし、司会の谷原章介さんも故人の人柄を偲びました。


■武田鉄矢は「恩人」と感謝

10月8日に74歳で亡くなった谷村さん。11日、都内のホテルでお別れ会が行われ、「アリス」のメンバーである堀内孝雄さんをはじめ、武田鉄矢さんやゆず、堺正章さんなどの著名人も多く駆けつけました。

伝説のフォークグループ「アリス」のメンバーとしてはもちろん、ソロでも多くの名曲を生み出した谷村さん。

音楽業界で共に切磋琢磨してきた武田さんは、「彼に対しては恩人というのもあるのですが、ちょっともう限界かな、という時に声をかけてくれて『うちの事務所に来ないか』っていってくれたのが谷村新司だったんですよね」と感謝の気持ちをのべています。


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■『いい日旅立ち』の誕生秘話を明かす

武田さんは、「恩人といいますか、拾ってもらったといいますかね。彼がいい男で、事務所の社長に我々3人の給料までかけあってくれた思い出がありまして」「あの時の気遣いは生涯忘れません」と、懐かしいエピソードを披露。

また「社長から、テレビのコマーシャルになるから旅の歌を作れと言われて、私が作ったのが『思えば遠くに来たもんだ』という歌だったのですが、彼が作った歌が『いい日旅立ち』でした」と、名曲の誕生秘話を明かしています。


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■矢沢透は「忘れないで下さい」と訴え

自身の曲を引き合いに出した武田さんは、「この楽曲の差を見ればね…彼には挑んでも挑んでも勝てないライバルでしたね」と回想。

続けて「生きているうちに『勝ったぜ』っていうようないい歌を作りたかったんですけど、間に合いませんでした」と、悔しさを滲ませていました。

「アリス」の矢沢透さんは、「谷村はもう僕たちの心の中にしか住む場所がないのです。思い出せば必ず胸にやってきます。どうか谷村を忘れないで下さい」というコメントを寄せています。


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■武井壮は名曲に「ありがとうございます」

スタジオの谷原さんは、「みなさんのお言葉を聞いていると、谷村新司さんのお人柄が立ち上がってきますよね」「谷村さんの作った名曲の数々、これからも歌いつがれてほしいですよね」と哀悼の気持ちを表明。

武井壮さんも「僕らは本当に子供の頃から40年50年、谷村さんの曲を聞いていろんな思いを感じさせてもらっているので、これからもずっと残っていくんだろうなと。そこに本当にありがとうございますと伝えたいですね」と、追悼の言葉を寄せています。

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(文/fumumu編集部・星子

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