谷原章介、ホスト売掛廃止に懸念も 「問題はまだまだ山積している…」
悪質ホスト問題が話題になる中、新宿歌舞伎町のホストクラブの代表者らが区との会合に出席。売掛金を廃止する意向を表明。
6日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、歌舞伎町の「悪質ホスト問題」に進展があったことを報道。
ホスト側が「売掛金」を廃止にする意向を示したことを伝え、司会の谷原章介さんは「さらなる問題」の浮上に懸念を示しました。
■10代の少女に売春をさせるホストも
昨日、新宿歌舞伎町のホストクラブの代表者らが区との会合に出席。売掛金を廃止する意向を発表し、カメラの前で「不適切な出来事」について謝罪の意を表明しました。
ホストクラブの売掛金とはいわゆる「ツケ払い」のことで、10代の少女を含む女性客に高額な売掛金を背負わせ、売春をさせて払わせるなどの「悪質ホストクラブ」が社会問題となっています。
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■4月度には100%売掛をなくす方針
この売掛金問題に対し、新宿区長とホストクラブ運営の13グループの代表らが話し合いを行いました。
ホスト側は、段階的に売掛金の割合を減らし来年4月からは廃止にする案を提出。高額の売掛金が発生しないように「来年より段階的に調整し、1月度70%、2月ど80%、3月度90%。4月度100%として売掛をなくす方針を採用していきたいと思います」と発表しました。
すでに発生してしまっている高額な売掛金に対しては「行政機関などと連携し真摯に対応してまいります」「売掛については店舗で管理しホストとお客様の個人間の貸し借りをなくしていきたいと思います」と報告しています。
■20歳未満の入店は断る方向に
また、売掛金から売春を斡旋されやすいのは、精神的に未熟な10代の少女が多いことから、「20歳未満の入店をお断りする」という言葉も。こうした方針に賛同したのはおよそ300店舗のうち、13グループ200店舗と報じられています。
ホストにハマって風俗で働かされてしまった10代の少女の親は、同番組の取材に対し「大きな第一歩」と評価する一方で、「法律ではないので実際に守られなかった時の場合の罰則なども併せてつくってほしいとは思います」という要望も出ています。
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■高額すぎる単価は公序良俗違反?
谷原さんも「まず第一歩であって問題はまだまだ山積していると思いますが…」と考察。
法律の専門家である弁護士は、「一晩で100万とか…本来は公序良俗違反で無効ですよね。無効のお金は本来取れないわけですから」と単価の問題を根本的に改善すべきだと推奨。
谷原さんは、「新宿区だけ規制しても仕方がないじゃないですか。都内には他にも盛り場がありますし」「今回は200店舗というのが新宿区のすべてのホストクラブではない。全体としては300店舗くらいあると言われている、残り100店舗はどうするのか注視していきたいです」と、考えをのべています。
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(文/fumumu編集部・星子)