谷原章介、脚本家の山田太一さんを追悼 「登場人物の光と影を…」

『ふぞろいの林檎たち』の脚本家として知られる山田太一さんが、29日に89歳で亡くなっていたことが分かり、追悼メッセージが集まる。

谷原章介
1日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)で、脚本家の山田太一さんが89歳で亡くなったことを報道。

『ふぞろいの林檎たち』など数多くの名作テレビドラマを手がけた山田さんの訃報に、谷原章介さんも追悼メッセージを寄せています。



■脚本家の山田太一さん死去

山田さんは、1983年にフジテレビで放送された『早春スケッチブック』や、同年の『ふぞろいの林檎たち』など多くの作品を手掛けた人気脚本家。

2014年には放送文化基金賞テレビドラマ部門で『あまちゃん』や『半沢直樹』を抑え最優秀賞を受賞するなど、多くの功績をこのしています。



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■家庭では「楽しく優しい父」だった

山田さんは、かねてから療養中だった川崎市内の施設で29日、老衰のため亡くなったとのことです。

家族からは、「突然のご報告となりますが、かねてから療養中でありました山田太一は、令和5年11月29日に、お世話になっていた川崎市内の施設にて、老衰のために息を引き取りました。享年89歳。とても安らかで静かな旅立ちでした」という報告も。

さらに、「山田は仕事に対しては常に厳しく真剣でしたが、私たち家族にはユーモアにあふれ楽しく優しい父として心に残っています。ファンの皆様、メディアの皆様、長い間、父を支えていただき誠にありがとうございました。これからも父の作品を楽しんでいただけたら幸いです」というメッセージも添えられていました。



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■谷原「人間を描いた方」と回想

谷原さんは「僕はまだ10代の頃いくつか作品を観ていて、まだ幼いんですけれども、言葉選びですとかセリフの深さなんかにグッと引き込まれて…」と、子供時代から山田作品のファンであったことを告白。

続けて、「ドラマの中の対象人物の光と影、両方を描く、とても人間に寄り添う…人間を描いた方だなと思います」「改めてお悔やみ申し上げます」と、故人の偉大な功績を振り返っていました。



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■中井貴一はブログで追悼メッセージ

『ふぞろいの林檎たち』で主人公の仲手川良雄を演じた俳優の中井貴一さんは、I日に公式ブログを更新。

山田さんとの出会いや共に仕事をした季節を振り返り、「台本を通して、私に芝居というものを教えてくださっただけでなく、その台本から、人としてのあり方までも教わった様に思います」「言い尽くせぬお世話になりました。でも、もう一度、山田さんの台本で芝居がしたかった。心からご冥福を祈ります」と、哀悼の意を表しています。

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(文/fumumu編集部・星子

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