成田悠輔氏「すごい…」 医学博士が語った「睡眠不足は嫌な奴になる」エピソードに驚き
成田悠輔さんも衝撃の連続。”自称”ショートスリーパーはただの寝不足であることが判明。“睡眠負債”であることを自覚できていない場合は要注意。
経済学者の成田悠輔さんがMCを務める『夜明け前のPLAYERS』(日本テレビ)のYouTube公式が27日に動画をアップ。
医学博士で“睡眠”の研究をつづける柳沢正史さんをゲストに迎えた今回、“睡眠不足”の怖さ、それに気づかない日本人の多さについて語り反響が寄せられています。
【動画】”自称”ショートスリーパーはただの寝不足であることが判明。“睡眠負債”であることを自覚できていない場合は要注意
■“自称”ショートスリーパーは、ただの寝不足
睡眠時間は先進国で最低レベルだと言われている日本人ですが「適した睡眠時間」といっても、6時間くらいで済む人から8時間ほど必要な人など、人それぞれ。
とはいえ「6時間以下で済む人は、ものすごく稀」「俗にいう“ショートスリーパー”は、数百人にひとりかそれ以下くらいの稀な存在」と柳沢さんは話します。
成田さん「ショートスリーパーと言っている人の多くは、“自称”。ショートスリーパー自慢系の人が多い気がする」と笑うと、柳沢さんは「“自称”ショートスリーパーの方々は、本当は寝不足なんです」「明らかに昼間に眠い、テンション下がるなど自覚がある方は、ちゃんと寝ようとするんですけど…」と、そういった自覚がない人が「俺は(私は)ショートスリーパー」と言っている場合が多いと語りました。
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■睡眠負債を自覚していない人は要注意
寝不足が判断や思考力などの低下、肥満や心の状態に影響するのか、との問いに柳沢さんは「睡眠負債(慢性的な睡眠不足)があると、あらゆることがネガティブに働くということが、かなり強いエビデンスがある」と回答。
たとえば1日4時間しか寝ない状態を、わずか5日間ほどつづけるだけで「貫徹」状態まで脳のパフォーマンスが低下。さらに、1日6時間睡眠でも10日ほどつづけると貫徹状態のパフォーマンスだと説明します。
成田さんは「ちょっと足りない、というのが累積するとすごいヤバい状態に陥ってしまう可能性がある?」と聞くと、柳沢さんは頷きながら「睡眠負債を抱えていて、本来の自分のパフォーマンスをずっと発揮できないでいる…という状態で過ごしている人が、日本人はすごく多いと思う」と寝不足が当たり前になり、“睡眠負債”であることを自覚出来ていない場合が怖い、と伝えました。
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■成田、サマータイムがはじまる日の出来事に衝撃
また睡眠不足は、パフォーマンスが下がるだけではなく「人間として、嫌な奴になるんですよ」という柳沢さんは、「利他的な行為が出来なくなる、という論文があります」と、睡眠が足りていないと利他的な行為に関与される脳の活動が下がると説明し、欧米を中心に実施されているサマータイム(夏時間)にまつわる調査について言及。
時間を1時間早く進める制度ですが、「全員が1時間、睡眠時間が減る。単純な話、ドネーション(寄付)額がその日だけガタ減りになる。要するに寝不足だと嫌な奴になるんです」と話すと、成田さんも「そうなんですか!? すごい…」と驚きの表情を見せました。
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