谷原章介、日本郵船乗っ取り映像拡散で懸念 「もしかしたら自衛隊が…」
日本郵船の運航する貨物船が反政府武装組織「フーシ派」に乗っ取られた事件で、武装組織が船をだ捕した際の映像が拡散される。
21日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、日本郵船が運行する貨物船が武装組織に乗っ取られた事件について報道。
犯行を行なった武装組織が公開した映像に、司会の谷原章介さんは驚きつつ「公開の意図」に思いを巡らせました。
■船が「フーシ派」にだ捕された瞬間の映像
日本郵船の運航する貨物船が中東イエメンの反政府武装組織「フーシ派」にだ捕された事件で、犯行を行なった組織が「乗っ取りの瞬間」を記録した映像を公開しました。
同番組が入手した動画には、貨物船に近づくヘリコプターが甲板に着陸すると、戦闘員が次々と乗船する姿が。目出し帽を被った少なくとも9人の戦闘員が発砲しながら船の操舵室を目指し、乗組員に銃を向けています。
乗っ取られた船は、日本郵船が運行しイギリス人らが所有する「ギャラクシー・リーダー」と伝えられています。
関連記事:クリーニング店での強盗事件 武井壮が治安悪化を憂慮「当たり前みたいに…」
■イスラエルの船として狙われた?
一方で、イスラエルメディアは貨物船を所有しているのはイスラエル実業家の関連企業と報じており、イスラエルの船として狙われた可能性を指摘しています。
乗組員25人の中に日本人は含まれていないとのことで、ウクライナ人など25人の安否は分かっていません。
谷原さんは「まるで映画のような映像ですけど、これから分かることって何かありますか?」と、ジャーナリストの立岩陽一郎さんに問いかけ。立岩さんは「かなり訓練された、組織的な犯罪行為ですよね」と分析しています。
関連記事:谷原章介、“路上に1000万円散乱”に救済を呼びかけ 「なんとかクラファンを…」
■「負の連鎖が始まる」と懸念も
さらに立岩さんは、「この映像自体、非常に興味深いのですが、拡散しているということの影響も大きいですよね」「こういう行為自体はあの地域ではあったんです。でもこういう映像が拡散することによって、負の連鎖が始まる」「軍隊を派遣するってことに、やはりなりますよね」と考察。
続けて、「つまり、結果的に今ガザで起こっていることが拡大していくという懸念も、こういう映像(を拡散する)によって、起きるんじゃないか…」と危惧しています。
関連記事:武井壮“ダイバー7人一時不明”報道で注意喚起 「より厳格な線引きを…」
■谷原「もしかしたら自衛隊が…」
谷原さんは「もしかしたら自衛隊が対応する必要があるかもしれない」と、日本郵船が関わっていることを受けての日本側の動きについても言及。
立岩さんも「各国が軍隊を送るということになりまねませんよ」と警鐘を鳴らしており、谷原さんは「こういうことを映像に残そうとしていることに驚きを覚えますね」とコメントしています。
・合わせて読みたい→谷原章介、“路上に1000万円散乱”に救済を呼びかけ 「なんとかクラファンを…」
(文/fumumu編集部・星子)