宮根誠司、『紅白』に旧ジャニーズ出演なしに複雑 「アーティストの方は…」
『紅白歌合戦』に出場するアーティストが発表され、13組が初出場となる顔ぶれに注目が集まる。
13日放送の『情報ライブミヤネ屋』(読売テレビ・日本テレビ系)で、『第74回NHK紅白歌合戦』(NHK)の出場アーティストが発表されたことを報道。
スマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)タレントの出場がゼロとなった現状に、司会の宮根誠司さんは複雑な心境を語っています。
■紅白に旧ジャニーズの出場はなし
NHKは13日、大みそかの『紅白歌合戦』に出場するアーティストを発表し、1979年より44年間出場し続けた、スマイルアップ(旧:ジャニーズ事務所)所属のアーティストの名前がなかったことが注目を集めています。
同事務所創業者ジャニー喜多川氏の性加害問題を受け、NHK側は「被害者への補償や再発防止の取り組みが着実に実施されることが確認できるまで、新規の出演依頼は当面行わない」と明言していました。
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■宮根「複雑な思いはありますよね」
かねてより性加害問題問題を報じてきた宮根さんは、「ジャニー喜多川氏による性加害の問題は大変大きな問題ですが、考えてみると、アーティストの方は被害者という側面もあるので、こうやって出ないとなった時に、ちょっと複雑な思いはありますよね」と心境を吐露。
モデルでタレントのRIKACOさんは「毎年、紅白といったら旧ジャニーズのみなさんが出ていましたから、それを楽しみにしている方もたくさんいる中で、こういう発表があったということは『悲しいな』と思っている方もたくさんいるとは思うんですけど」。
「ただここをなんとか乗り越えて、また新しい形を作っていかなきゃいかないのかな」とファンの心境を慮っています。
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■どこで線を引くのかは難しい?
宮根さんは、「(毎年)5組、6組出ていましたから」「1979年以来ということで、44年ぶりですよ」と振り返り、あらためて同事務所タレントが長く紅白を彩ってきたことにも言及。
NHK側の方針についても、宮根さんは「被害者の保証や再発防止への取り組みが『着実に』実施されていることが確認されるまでは当面は行わない、と。この条件は難しいですね、どこで線を引くのかというのは」と考察。
公共放送だからこその立場にも触れ、「選ぶ基準」と「時代の変化」について分析していました。
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■ミドル世代以上は「誰なんだろうか…」も
出演者のラインナップを確認した宮根さんは、ミドル世代という立ち位置から「ああこの人ね、というのと、誰なんだろうか、という空気が流れておりました」と証言。
RIKACOさんは「誰なんだろうな、っていうのも知るチャンスということで、紅白を見て新しい情報をゲットできるというそれはとっても嬉しい」と、13組が初出場となる今年の紅白に期待を寄せていました。
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(文/fumumu編集部・星子)