まるで個室? 東海道新幹線に新しく登場した「ビジネス用」座席を試してみたら…
東海道新幹線に新登場した「S WorkPシート」。実際に使ってみると…?
旅行はもちろん、出張でお世話になっている人も多い新幹線。リモートワークや勉強をする人に向けて、専用の車両を各社用意しています。
■東海道新幹線は…?
東京〜博多間を走る東海道・山陽新幹線で設置されているのは「S Work車両」というもの。
モバイル端末等を気兼ねなく使用して仕事を進めたいお客様向けとなっており、座席でのWebミーティングや携帯電話での通話も可能です。「私のキーボードを叩く音うるさくないかな…」「Web会議と移動時間が被っちゃったけど、どうしよう…」なんてときにぴったり。
じつは2021年10月からのぞみに設置されており、「スマートEX」で購入可能。差額もかからないため、記者も新幹線に乗るときは必ずこの車両を選択していました。
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■座席にパーテーション!?
そんな「S Work車両」に、10月20日から新しい座席「S WorkPシート」が登場したんです! ちなみに、チケット代+1,200円と、追加料金がかかります。それでも早速予約し、いざ乗車。
目の前に現れたのは、3人掛け席の中央(B席)にパーテーションが立てられた、個室のような特別空間。1人で1.5席使える仕様になっているんです。
元B席部分には、ドリンクホルダーと荷物置きを完備。
駅で買ったコーヒーやガジェットケース、ポーチなどを置くのにぴったりです。
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■机がすごい!
そして、特徴的なのが机部分。
比べて分かる通り、少し広め&カップ置き部分がなくなっています。パソコン作業するときはカップ置き場を使っていなかったので、これはうれしい変化。
さらに…
テーブルを手前に引き出すことができ、傾斜がつきました! ちょっとした差なのですが、たしかにキーボードが打ちやすくなりました。
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■気になるのは…
…と、いいことづくめに見える「S WorkPシート」ですが、気になる点も。
追加料金を払ってでも集中して仕事をしたいと思っている人たちにとって、机や環境と同じくらい重要なのが「電源」。N700S系なら全席に電源があるのですが、一番多く走っているN700系は最前後列と窓側にしか電源が用意されていません。それなら電源の使える席や車両に行く! という人もいるはず。
「周囲に気を使わずに仕事をしたい」だけなら、S Work車両に座れば十分かも。
それでもパーテーション1枚あるだけで、個室感がアップするのは間違いなし。0.5人分座席が増えるお得感、そして「隣に人が来ない」安心感を1,200円で買えるのは魅力的かも。大事な打ち合わせがあったり、資料を作らなきゃいけなかったり…集中して仕事をしたいときは「S WorkPシート」を選んでみては。
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(文/fumumu編集部・たつきあつこ)