アプ活で出来た彼氏と大喧嘩　恋愛中に誰もが言われたくない“あの言葉”を言われ…

マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。

こいでまほ

エンタメ

2023/10/28 18:00

リアルな体験談や心境をポップに時にダークに伝えていく『全力！　女芸人小出真保の婚活ダイアリー』。

マッチングアプリでやっとできた彼氏、えびおくんと早速大喧嘩。「無理かもね」「話し合いにならない」「付き合うのは難しいかなと思っちゃった」この3つのセリフに胸を突き刺され、めちゃくちゃ傷ついた私。

もう失恋？　このまま別れてしまうのか？　喧嘩のときに出た言葉は本心ではなかったりすることも多いですが、本当に言われて嫌だったセリフをいまだに思い出してしまうのです…。

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■落ち込んでるのは私だけ？

夜になっても眠れない。たった1回の喧嘩でもう見切りつけるってこと？　今までの私の恋愛は喧嘩をしてもすぐ仲直りしてイチャイチャして、はい、やっぱり好き♡というパターンが多かったから、当然、今回もそんな感じだと思っていました。だって、それがお付き合いであり、そうやって2人の絆を深めていくもんじゃないの？　まぁその彼氏たちとは結局別れてしまっているけどさ。

えびおくんってちょっと冷たくない？　そんな気持ちで布団に入り、ずっと「なんでこんなことになっているんだろう」と考えていました。LINEも来ない。もう1日が終わろうとしています。仕事は終わって家に着いているはずなのに。平気なんだ…。私はこんなにもへこんでいるのに。あの人やっぱりおかしい、半分キレながら、ふて寝しました。

落ち込んでいるため、こういう時はすぐ目が覚めてしまいます。時計を見ると3時間くらいしか寝ていない。朝7時。食欲もない。今日はどうしたらいいんだろう、いや、なにもしない。ただただ時間だけが過ぎていきます。

ただスマホを見つめるだけの私。あっという間に8時となり、ふと思い出したことがありました。そういえば、えびおくんってよく朝の8時25分くらいにLINEをしてくることがあったな…。彼はその時間帯の電車に乗っていて、LINEを開くのがおそらくその時と決めているのでしょう、本当に見事なまでのルーティーン人間でした。8時20分になりました。なんとなく私は期待しはじめていました。なんか、25分に来る気がする。来る…来る…8:25。

■朝8時25分

来た…！！！　ほんとにえびおくんからLINEが来ました、8時25分に。しばらく怖くて文字を読めませんでした。昨日に引き続き、朝からダメージ喰らいたくない。もうこれ以上はご勘弁ください、と。でも、気になって開いてみると「昨日はごめんね、疲れててすぐ寝ちゃったけど、おかげさまで元気になりました」。これは、どういう…。スタンプもついていました。なんだか明るい感じ。「おかげさまで」ってなに？　だって別れるとか言ってなかった？

彼はよく寝たようですが、私はほぼ寝ていません。私だけ悩み過ぎていたってことなのか？　すぐにはLINEを返せませんでした、が、でも、でも、さっきまでほぼ停止していた思考と体。みなぎっている。これは…喜びに満ち溢れてる！　今、私、立ち上がって街を駆け抜けたい！　私たちどうやら大丈夫だったみたい、終わってなかった！　万歳！

恋のエネルギーって凄いですね。一気に元気になりました。すぐに昨日部屋を片付けてくれた友達にLINEで「彼からごめんねってLINEきた！」と嬉し泣きのスタンプつきで送ったり、るんるんで顔を洗いに行ったり人が変わったように動き回り、そして「私こそごめんなさい、眠くて仕事たいへんだったでしょ？」。こう返信しました。良かった、私、生きていける…！　と、大袈裟なほど安堵していました。

彼のLINEは朝9時すぎには連絡がとれなくなって夜まで返ってこないのが通常。なのに、お昼くらいに返信があり「また会えるの楽しみにしています」と、返信が来ていました。えびおくんも気にしてくれてるんだなと嬉しくなったのと同時に「なんだ、お昼もLINE返せるんじゃん」と思ったこともよく覚えています。

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■どうしても嫌だったこと

大喧嘩をしてもう3日後には会う約束をしていました。仲直りしてイチャイチャするのが楽しみなはずなのですが…私は引っかかっていました。ちょっと振り回してません？　と。私はあの日、別れるつもりは一切なく、ただの喧嘩だと思ってたのに、あっちは「もう付き合えない」というワードまで出しました。これはずっと傷ついていました。それに、ひとつ、どうしても言われて嫌だったことがあったのです。これだけは問いたださないと…。なので、早く会いたい♡というより、早く謝罪してほしいという気持ちが強くなっていました。そして当日。思っていたよりえびおくんは素直でした。

やはり喧嘩のことを意識してしまう私たち。会ってもすぐには会話は弾みません。なんとなくお互い気を遣って話していますし、距離も少しとっていました。あの件を早く言いたい。すると「ごめんね」と、えびおくんから謝罪。ごめんねを先に言われると、こちらの心は緩くなるものですが、どうしても嫌だったこと、それを言わなくては言いません、そして、2度と言わないでほしいとも。えびおくんが何を言ったのかと言うと「まほちゃん、前に付き合っていた人に似てる…」。

これは本当に嫌でした、どうでしょうか、全女性のみなさん。これ「彼氏に言われて嫌な言葉ベスト10」に絶対に入るでしょう。今、思い出してもイライラするほどです。まだえびおくんと付き合う前のデート中、この元カノの話を聞いたことがあるのですが「良い人じゃなかった」「我が強くて注意しても変わらなかった、失敗の恋愛だった」。そう言っていた彼女なのです。私はよーく覚えています。それに、似てる、だと？　じゃあ、この恋愛も失敗ってこと？　私は良い人じゃないってこと？　なに元カノと比べてんの、元カノのこととか出すなよ！　まだ残像あるわけ？　腹立つ！　と。

フラれて悲劇のヒロインのように泣いていた私でしたが、これだけは思い出してはキレておりました。

■それでも、好き

この件を感情込めて伝えると、えびおくんは「ごめんね、深い意味はない、ごめんね」と、またまた素直。あれ？　なんだか予想外。もう2度と言わないでと伝える私を見て、ニコニコしているえびおくん。あともう1つ、確認しなくてはいけません。

「別れるって言ってたけど？」。私も追い込みすぎです、さっさと仲直りしてしまえばいいのに。ですが、どうしてもこれも気になったのです。すると「その時は、難しいかなって思った、合わないところもあるなって思うし」。耳を塞ぎたくなりましたが、真っ直ぐな瞳で「でも、それでも、まほちゃんが好き」こう言ってきたのです。初めてちゃんと好きって言われたかもしれません。これには私、驚きました。そんなこと言われるなんて。私はこの言葉がほしかったんだな、相手の気持ちがわかる言葉が。さらに「まほちゃんがいるから仕事がんばれる」とまで言ってくれるえびおくん。

なんだ、そうだったのか。知らなかった。喧嘩は、お互いに感情的になるので本心じゃないことを言ってしまうこともあるというのはわかってはいましたが、恋をすると余裕がなくなります。1回目の喧嘩はやっぱりすぐ仲直りできました。それからは、お互い「好き」「好き」言いまくり、ベッタリと彼の部屋に居座る毎日。

これが恋愛黄金期？　しかし、すぐにまた気になることが…。彼の朝から始まるオンライン会議にツッコミどころ満載。「アグリー」「スラムダンクの名言読み上げ」「キャリアパス」私が知らない世界が目の前に！　それエビデンスとれてる？　の、口癖の原因はここか…。

成功するためにやっているという洗脳にも近いように思える行動を私もやることに？　自己啓発本を読まなくてはいけない日々。悩みはいくつも溢れてきます、続く！