子供が体調不良でも休めない日本の親たち… 番組出演者が「訴えた言葉」にグッとくる

働く親たちが抱える「体調を崩した子供の預け先と看病」の問題。そこに寄り添う病児保育の特集が注目を集めました。

子供の発熱

27日放送の『ノンストップ!』(フジテレビ系)では、インフルエンザなどの感染症が流行していることを受けて、「病児保育」について特集。

子育てと仕事を両立する上で、多くの親たちが直面する深刻な問題に対する、スタジオでの議論が注目を集めました。


■働く親と子供を支える「病児保育」

病児保育とは、保育園や幼稚園などに通う子供が体調不良で預かってもらえないときに、一時的に預かってくれる施設のこと。看護師や保育士が在籍しています。

番組では、「子育てと仕事の両立でつらいと思うとき」というアンケートで、最も多く挙がったのが「子供が体調を崩したとき」だったという調査データも紹介。

もし子供がインフルエンザに罹患した場合、「学校の場合は発症後5日+解熱後2日(幼児の場合は3日)出席停止」になるとも紹介され、働く親が抱える深刻な問題が浮き彫りに。


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■利用者の変動が激しく運営が大変

こうした問題に寄り添う病児保育について、タレントの千秋さんは「便利だなと思うけど、運営している方はすごく大変だなと思う」とコメント。

実際に、「利用者数の変動が激しいため、保育士・看護師の配置に苦慮する」ことが、病児保育の現場では大きな課題になっているそう。

こうした実情に、お笑いタレントのカンニング竹山さんも「こういう施設を増やしていくしかないんだけれども、増やしていくためにどういう風な動きをしていかなければいけないのか、すごく難しいですよね」と言及します。


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■三木氏「いま聞いているだけでも…」

『婦人公論』元編集長の三木哲男さんも、「いま聞いているだけでも、大変な事業ですよね。単独の病院の方々の努力だけでは日本中には広がらない。自治体や政府、あるいは企業が協力して広げていく必要があると思う」とコメント。

続けて「やっぱり日本は、男性の育児休暇をもっと取らないとダメです」と、日本は他の先進国に比べて、男性の育児休暇の取得率が極端に低いことも指摘します。


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■海外では「企業より家庭のほうが遥かに大事」

また三木さんは、「あまり海外で『病児保育』って言わないんですよね。家庭の事情は企業より遥かに大事だというのが浸透されていて、(仕事で重要な)アポイントがあっても、『今日子供が風邪ひいた』となれば、アポイント先も『じゃあしょうがないね』って、そうなっているんですよね」とも言及。

日本も社会全体で「そういう風に変えていかないとダメですよね」と強調しました。


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■執筆者プロフィール

衣笠あい:神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。

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(文/fumumu編集部・衣笠 あい

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