伊集院光、今読むべき“激推し漫画”明かす 「アラフィフのための東京リベンジャーズ」

伊集院光さんが激推しする、中年男性が主人公の漫画を紹介。

伊集院光

4日放送の『週刊まんが未知+』(テレビ朝日系)に、タレントの伊集院光さんが出演し、おすすめの漫画について語りました。



■中年漫画家アシスタントが昭和にタイムスリップ

人気漫画『血の轍』(小学館)の作者、押見修造さんをゲストに迎え、おすすめの漫画について伊集院さんとトークした今回。最初に紹介するのは、いましろたかし作『未来人サイジョー』(KADOKAWA)です。

この作品は、”西条”という50歳の漫画家アシスタントの男性が、ある日突然1970年にタイムスリップし、現世で得た漫画の知識をフル活用して一発逆転を狙うSFストーリー。

伊集院さんも「押見先生が推すんだから、つまんないはずはないって思って、読んだんですよ」と、収録前に読破したそう。そして「中年男性がタイムスリップしたら、やろうとする事の寸法がすごいイイ」と感想を語ります。

たとえば、セリフの語尾に毎回「~ざんす」が付いたり、1970年当時はまだ世に出ていない『北斗の拳』(武論尊・原哲夫、集英社)をパクろうとしたりする西条の姿が、SFだけれどSFっぽくなくて良いのだとか。



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■「ちゃんと昭和を見た人じゃなきゃ描けない」

押見さんいわく、本作は西条という男の魅力を表現するための「細かい演技」がよく描かれているそう。たとえば、ベランダでパンツを干し、布団叩きをし、漫画を描く時にマグカップからコーヒーを飲むといった細かい描写があります。

押見さんが「これ別にいらないので」と指摘すると、伊集院さんも「いらないですよね」と納得。しかし、そうした描写も魅力のひとつで、伊集院さんは「要所要所に、布団叩きっていう文化あったなとかいう感じとか、ちゃんと昭和を見た人じゃなきゃ描けない昭和感みたいな、ちょっとありますよね」と語り、作品の”リアルな昭和感”を称賛します。



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■中年だからこその妙なエロさ

また、伊集院さんは「僕が好きなのは、中年女性の身体の線の崩れ方と、だけども、魅力的に見えているっていう」と、推しポイントを紹介。本作には西条が出会う中年女性の描写がありますが、決して美人とは言い難い描き方をされています。

しかし、伊集院さんは「キレイじゃないんだよ。いわゆるその、妙なエロさを持ってたりとか」と、中年女性だからこそ感じる何とも言えない魅力があると解説。そして、これまでもさまざまな作品の帯コメントを書いてきた伊集院さんは「僕、帯書くとしたら、『アラフィフのための東京リベンジャーズ』っていう」と、人気タイムリープ漫画『東京リベンジャーズ』(和久井健、講談社)になぞらえて書くと宣言しました。



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■「自分のアンテナじゃあ発見出来ないだろう作品」

番組では、『未来人サイジョー』の昭和的シーンとして、タクシーに乗る西条を万歳で見送る場面を紹介。すると、MCの声優・花澤香菜さんも「たまに、酔っ払った音楽プロデューサーの人にやられます」と明かします。

花澤さんによると、飲み会終わりなどでタクシーに乗る際、音楽プロデューサーに「花澤香菜、万歳!」と見送られるのだそう。「やめてホントに! ホントにやめて!」と恥ずかしがる花澤さんでした。

今週の放送に対し、ネット上では「押見修造先生との対談とても面白かったです。自分のアンテナじゃあ発見出来ないだろう作品ばかりで後編も楽しみにしてます」「オススメ漫画がとても面白そう」「リニューアルしたまんが未知もすごく面白かった!」との声が上がっています。

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(文/fumumu編集部・大島 あひる

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