女子生徒の「あの服」着用を禁止した学校 保護者が学校に押しかけ抗議の嵐に

制服をまつわる騒動に生徒だけでなく保護者が激怒。校長は理解を求めるよう呼びかけますが…。

制服 生徒

学校に通ううえで、守らなけらばいけない「規則」。イギリスのある学校では制服にまつわる規則を巡って騒動となっています。

『The Mirror』『The Birmingham Mail』など各メディアが報じました。


■女子生徒の「ストレッチパンツ」を禁止

騒動となっているのは、イギリスにある「ビーコン・ヒル・アカデミー」という学校。

この学校に通う15歳の女子生徒、ガブリエルさんは11年生となる新学期から「ストレッチパンツ」の着用を突然禁じられました。

地元メディアの報道によると、学校側は新学期初日に制服に関する新しい方針を発表。生徒たちには次の月曜日までに規則に従うように伝えられましたが、多くの生徒は月曜日以降もストレッチパンツを履き続けたとのこと。

その結果、ガブリエルさん含む、規則に従わなかった女子生徒数名が通常の授業から外され、演劇用の教室に移されるなど、ほか生徒から隔離状態となる処罰を受けました。


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■母親「思春期や生理を迎えるこの時期に…」

学校側は対象の女子生徒たちに「規律に違反している」といった旨の文書を配布し、彼女たちの保護者へ「テーラードパンツ」を購入するように指示。

しかし保護者たちは学校側の対応に激怒、朝の登校時間には30名ほどの親たちが押しかけるなど抗議の嵐となりました。

ガブリエルさんの母親は「生徒は過去5年間、ストレッチパンツを着用してきましたが、一度も問題はありませんでした」と主張。「思春期や生理を迎えるこの時期に、制服の快適さは重要なことだと思います」と話し、ほか生徒からの隔離状態という処罰に懸念を示しました。


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■学校側は「高いレベルの一貫性につながる」

この問題に関して、一部生徒からは「ストレッチパンツからの着替えを校内で強要させられた」という声も上がっているようですが、校長のダミ氏は「これは全くの誤りであると言わざるを得ません」と強く否定。

また規則を守ることが「同校の高いレベルの一貫性につながる」と考えを示し、方針を発表する数ヶ月前から生徒たちが「ストレッチパンツではなくレギンス」を履いていたことを背景に、このような対応に至ったとコメント。

「厳格な制服への規則がある職業はたくさんあります。我々学校だけではない」と語るダミ氏。保護者や生徒へ方針への理解を呼びかけました。

なお、一連の騒動にSNS上では「親たちは単純に規則を守ることの重要性を理解していない」「人生教育のレッスンだよ」といった声のほか「制服の規則は完全に狂ってる。真夏に上着を着ろといったり」など様々な意見が寄せられています。


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■執筆者プロフィール

黒木ゆず:大阪在住、飲み歩き大好きライター。お笑いライブとELLEGARDENとハリポタが生きがいです。
翻訳ネタのために、日々、海外のとんでもエピソードをチェックしています。

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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず

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