「彼氏と最近どう?」なんて聞かれて、「彼氏さん、最近忙しくて会ってないんだよね~」と返されたら、なんだか違和感がありませんか? 「え? なぜ“さん”付け?」と。
今回は、そんな違和感ありありの呼び方について、紐解いていきたいと思います。
■「彼氏さん」「彼女さん」呼びに抵抗ある!?
まずは、fumumu編集部が「恋人を『彼氏さん』『彼女さん』と呼ぶ人に抵抗があるか」について、アンケート調査を実施。その結果、男女1,000票の回答を得ることでき、22.3%が「抵抗あり」と答えました。
もっと少ないと予想していたのですが、意外にも約5人に1人以上が抵抗を持つという結果になり、この違和感は間違っていなかったのかも…と思いました。
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■彼氏・彼女を「さん付け」で呼ぶ理由
では、彼氏や彼氏を「さん」付けで呼ぶのはなぜか、その理由や心理に迫ってみました。
「友達に話すとき『彼氏が~』と言うと、彼氏のことを敬っていない感じがするので、尊敬の意を込めて」(20代・女性 会社員)
「彼女というのが、ただただ照れくさいだけ」(30代・男性 IT関連)
「周りが普通に使っている言い方だから」(20代・男性 学生)
男性は照れ隠しのためという意見があったり、若年層はYouTubeなどで「さん付け」で話しているインフルエンサーを見て自分も使用している、なんていう意見も見受けられました。
自分の恋人ではなく、目上の人の恋人を呼ぶときなどは「さん付け」でも違和感がないので使用している、という人は多いみたいです。
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■違和感のある呼び方は他にもあり!
恋人を呼ぶときだけではなく、日々のなかで違和感のある呼び方は他にもあるんです。
①主人
昔は男性のほうが働くことが多かったので、この呼び方でも違和感はなかったみたいです。
けれど今は、男女平等かつ上下関係をイメージする言葉は使わない傾向にあり、女性のほうが家計を支えている可能性もあります。なので「旦那」や「夫」に置き換えたり、性別で考えず「パートナー」に置き換えるのが現代風かも。
②飴ちゃん
なじみがないと、なんで飴を「ちゃん」付けで呼んでいるんだと思うかもしれませんが、主に関西方面で使われる親しみを込めた表現だそうです。東北だと「飴っこ」と呼ばれることも。
③この子/あの子
人などの生き物を「この子」「あの子」と呼ぶ分には違和感はないけれど、観葉植物だったりアクセサリーだったりをこう呼ぶ人っていますよね。
「え?」と思うかもしれませんが、同じ生き物として扱っているという感覚で話しているのだと思います。
違和感ありありの呼び方には「それ、変だよ」と言いたくなる人もいるでしょうが、グッと堪えて、その意図を考えてみるのといいかもしれません。
呼び方も、奥深い。
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■執筆者プロフィール
中村愛:浅井企画所属のマルチタレント。YouTube登録者数は10万人以上で”カップルあるある”や”恋愛系動画”をアップしている。
また、女子高生のマーケティング会社で7年以上働いていた経験もあるため調査を得意とする。その他、モノマネ・ラジオDJ・競馬番組などでも活動中。
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(文/タレント・中村 愛)