飲み会で、約4割が経験した「命に関わる問題」 理解を求め検査結果を公表した著名人も

場合によっては命に関わる問題なのに…。困った経験がある人は少なくないようです。

飲み会

飲酒の強要は、人によっては命に関わる問題でもあり、昨今では「アルコールハラスメント」という言葉も生まれ、問題提起されています。

以前、モデルの「みちょぱ」こと池田美優さんも、この問題について自身の検査結果を公表するかたちで、注目を集めたことが。



■みちょぱの検査結果公表も話題に

みちょぱさんは2019年2月に自身のX(旧・ツイッター)にて、血液検査の結果を写真を添えて公表。

検査の結果「アルコールが1番下の下戸タイプらしく本当にお酒が向いてない体質」だったことが判明し、「見た目で飲めそうと言われるけど体調悪くなるやつだから20歳なったけど今は乾杯の時にお酒持つのみ」と、改めてお酒が飲めない体質であることを説明しました。



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■約4割、お酒を強要され困った経験

なお、fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「飲酒」にまつわる調査を行なったところ、全体で38.1%が「お酒を強要され困った経験がある」と回答。

飲酒強要調査

男女別にみると、女性は33.4%、男性は42.8%でした。

お酒が飲めない・苦手であるのに強要され、困った経験がある人は少なくないことが分かります。



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■困っていた同僚を救った先輩

編集部が話を聞いた30代女性は、前職の飲み会の出来事を回顧。

「お酒が好きなメンバーが多かったこともあり、席につくとほとんどの人がビールやハイボールを注文。1人だけ甘いカクテルを頼んでいる同僚がいました」。

「その人は、仕事でも人一倍周りに気を遣う方だったので、恐らく周りに合わせようと無理にお酒を注文したのだと思います。その様子に気付いた先輩の1人が、そっと『無理に飲まなくても大丈夫よ』と声をかけ、ほっとした表情をしていました」とコメント。

現在の職場では自身が“先輩”と呼ばれる立場になり、必ずソフトドリンクのメニューも一緒に渡すなど、気を配るようにしているといいます。



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■自分の体質を知っておくことも大切

また、話を聞いた別の女性は、お酒を強要されたことはないものの、自身がお酒に弱い体質だと分かっていなかった20歳の頃、つらい経験をしたそう。

「自分がどれくらい飲めるか分からなかったので、甘いお酒がおいしくて飲んでいたら、後から気分が悪くなり、血の気が引いたように手足が冷えてきてしまい、横になったことが…」と振り返ります。

自分のお酒に対する体質を知っておくことも重要で、医療機関でのアレルギー検査のほかに、飲料メーカーの公式ページなどでも、自宅でできるパッチテストのやり方などが紹介されています。

お酒が飲めない・苦手な人も安心して輪に入ることができるよう、改めて気を配っていきたいですね。


【衣笠あい】

神奈川県出身。ニュースサイト『Sirabee』編集部のサブデスクを経て、2022年7月よりfumumu副編集長に。
不器用でズボラな自分の生活を支えてくれる、簡単でおいしいレシピや、便利グッズの情報にも常にアンテナを張っています。

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(文/fumumu編集部・衣笠 あい
【調査概要】
方法:インターネットリサーチ
調査期間:2023年04月14日~2023年04月17日 調査対象:全国10代~60代の男女1,000名 (有効回答数)

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