谷原章介”マイナンバーで誤送金”を受けて懸念も 「分からなかったらそのままに…」
同姓同名の別人のマイナンバーに誤ってひもづけられ、還付金が誤送金されたことが明らかに…。
20日放送の朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)では、マイナンバーを誤って別人に紐づけて誤送金が起こった問題を報道。
他人の口座に誤って公金を振り込んだ問題が発覚し、司会の谷原章介さんも懸念を示しました。
■別人のマイナンバーに誤って紐づけ
埼玉県所沢市で市職員が、80代の女性の療養費の還付金を同姓同名で生年月日も同じ別人のマイナンバーに誤ってひもづけ、5万7000円が誤送金されたことがが明らかになりました。
デジタル庁側は、「政府で把握している限り別人の公金受け取り口座に振込が行われた初めての事案」とものべています。同市の市役所にはクレームが寄せられ、番組内では職員が謝罪を繰り返している様子も放映していました。
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■河野太郎デジタル相「適切に対応する」
こうした中で政府の個人情報保護委員会が、行政のデジタル庁に立ち入り検査を実施。報道によると問題解明に向けたさらなる立ち入りに対して、「国の省庁であろうと地方自治体であろうと可能性は排除しない」と話しているそう。
また、河野太郎デジタル相は「委員会の求めに応じて適切に対応する」とコメント。同番組では、検査を受けるデジタル庁も、検査を実施する個人情報保護委員会も、担当大臣は同じ河野氏であることも伝えています。
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■サヘル・ローズは早急な対応に期待
コメンテーターのサヘル・ローズさんは、「自分は本当に大丈夫なのかなって、そんな不安な状態でずっとこれからもいろんなものがひも付けされていくわけですよね。何を本当に信じていいのか分からなくなってきますし…」とマイナンバーに対する不安点に言及。
続けて、「こういう時に誰が本当に責任を持って正すのか、それがすごい曖昧すぎて、ここからだと思うんですけれども早急にスピーディーに進めてほしいと思います」と早急な対応を即しています。
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■誤送金「分からなかったらこのままに」
谷原さんは、「公金が還付された方というのが後期高齢者の方、医療費の過払い金かなにかの還付だったそうなんですけど、僕らみたいな年代ではなく、ちょっとデジタルに疎い年代の方にそういった間違いが起きてしまうと、分かったからいいですけど、分からなかったらこのままになっちゃいますよね」と間違いが見逃される心配も。
さらに「移行期にいろいろ問題が起きるのはしょうがないですから、点検の後にきちんと改善をお願いしたいと思います」と、今後の対応に期待を寄せていました。
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(文/fumumu編集部・星子)