本場トルコアイスの“伸び~る秘密”に驚き… 日本の「トルコ風」にはない?
トルコアイスの独特な伸び「びよよ~ん」は意外すぎる正体だった…。
17日放送の『アイ・アム・冒険少年』(TBS系)では、ピン芸人のあばれる君がトルコ料理作りに挑戦。
伸びるアイスで知られるトルコアイスの秘密が明かされ、スタジオから驚く声が上がりました。
■大自然のなかでトルコ料理作りに挑戦
山ごもりをして外国の料理を作る「大自然クッキング」企画を開催した今回、あばれる君は、トルコ出身のゼキさんと協力してトルコ料理3品を作ることに。
トルコこと「トルコ共和国」の料理といえば、日本で有名なトルコアイスやケバブのほか「ロールキャベツ」も有名なもののひとつ(家庭料理「ドルマ」が原型なのだそう)。
そのほかピラフやパン、ヨーグルトやオリーブオイルもトルコ発祥といわれています。
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■伸びの秘密は…植物の根の粉「サーレップ」
また“びよーん”と伸びることで知られるトルコアイスは、トルコに自生するランの球根を乾燥させた「サーレップ」と呼ばれる粉が使われており、この粉によって独特な伸びが実現するといいます。
ゼキさんに砕く前のサーレップを見せてもらい、驚くあばれる君。
意外すぎる見た目に、VTRを見ていたスタジオの出演者も「えっそうなの?!」「すごい!」と衝撃を受けた様子を見せました。
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■本場はヤギのミルクを使用
本来、サーレップの粉は伸ばす目的として入れられたものではなく、気温の高いトルコで「溶けても垂れにくいアイス」を作ろうとしたことがきっかけ。結果的におもしろいアイスができ、今に至るといいます。
本場のトルコアイスにはヤギのミルクが使われているため、まずミルクをゲットするあばれる君。
次にすり鉢を使いながらサーレップを粉砕しますが、その固さに苦戦。なんとかゼキさんの協力もあり、粉状にすることに成功します。
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■日本の「トルコ風アイス」には…
粉状にしたサーレップ、グラニュー糖、ヤギのミルクを鍋に入れ、だまにならないようによくかき混ぜたら、煮詰めて(その時間30分)水分を飛ばし、氷をはったバケツに鍋ごと入れ、冷やしながらさらにかき混ぜます。
伸びが出たらしばらく寝かし、ようやくトルコアイスが完成。気が遠くなる作業にスタジオから拍手が巻き起こりました。
ちなみに、日本で販売されている「トルコ風アイス」はあくまで「風」のため、原材料に「サーレップ」の表記がありません(現在、輸出禁止とのこと)。
本場の味そのまんまではないものの、のびるトルコ風アイスは日本でも大人気! こういった情報を知っていると、トルコで本場の味を食べてみたくなりますね。
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(文/fumumu編集部・黒木 ゆず)