ハリソン・フォードのイチオシ作品はコレ! 故郷・シカゴを縦横無尽に逃げ回るサスペンス:『逃亡者』
オーバー40男優「イケオジ」のススメ:ハリソン・フォード。シカゴが生んだ伝説。
年を重ねるごとに、ますますかっこよくなるイケてるおじさま、「イケオジ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』の公開を記念して、同作で主人公の考古学者にして冒険家、インディ・ジョーンズを演じているハリソン・フォードです!
■インディ博士、最後の冒険
現在公開中の『インディ・ジョーンズと運命のダイヤル』は、映画界の巨匠ジョージ・ルーカスが生み出した大ヒットアドベンチャー作品シリーズの最新作。
シリーズ第5段となる同作では、主人公のおなじみ世界をまたにかける冒険家にして考古学者のインディ・ジョーンズ博士が、人類の歴史を変えるといわれる伝説の秘宝「運命のダイヤル」を巡る冒険に身を投じるのですが…?
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■シカゴ生まれのレジェンド
ハリソン・フォードといえば、1942年7月13日、アメリカ、シカゴ生まれのレジェンド・イケオジ。
このインディ・ジョーンズ役をはじめ、SF映画の金字塔『スター・ウォーズ』シリーズのハン・ソロ役、『ブレードランナー』シリーズのリック・デッカード役など、多彩なキャラクターを演じたことで知られていますが、駆け出し時代は、腕のよい大工として働いていただけあって、その器用さが最大の魅力なのでしょう。
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■高架鉄道の走る街
そんなフォードの多彩な出演作の中で、個人的にもっともイチオシは、1993年の『逃亡者』です。
本作は、妻を殺害した疑いをかけられた医師、リチャード・キンブルが、警察から逃れながら真犯人を探すサスペンス。かなり古い作品ですが、フォードが主人公の医師を演じ、ゴールデングローブ主演男優賞にノミネートされたほどの熱演が光ります。
特筆すべきは、本作の舞台がシカゴになっていること。キンブルは、シカゴ記念病院で働く血管外科医で、つまり手先が器用なキャラクターなのです。
シカゴ出身で、大工として働いていたフォードが扮するキンブル医師は、まさにハマり役。シカゴ市内を走る高架鉄道の姿がまるでモチーフのように映し出され、手に汗にぎるストーリー展開と共に、釘付けになること間違いなしです。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)