マッチングアプリで出会ったハイスペ男子 悲しい過去の恋愛と“結婚願望”がない理由が切ない
マッチングアプリにどハマり中のモノマネ芸人・小出真保が、アプ活で出会った人とのアレコレを吐き出します。
マッチングアプリの使い方が斜め上をいっていたスーパーハイスペックキングオブマッチングアプリの彼。アルゼンチンに仕事で行ったときにディナーを食べる友達を探すためにカジュアルアプリをインストールしたとのこと。
彼は何者？ 彼の名は、Tくん。今回は彼を検証していきたいと思います。やっぱり人の心って、奥深い…。
■「ネットでボクの名前で調べると…」何者？
マッチングアプリの出会いだからと言って恋愛に必ず発展しないといけないのか？ 私はそう思いました。雑な恋愛関係になったら、それこそ終わる。とりあえず、この彼と、友達になろうと決めました。そこで彼の気になる発言。
「ネットで僕の名前で調べると、研究発表などが出てきてしまう」。一体、何者？ 次、会った時は、私も芸人とカミングアウトし、正体を聞いてみることにしました。
Tくんとは、お互いの住まいが近いことが判明し、すぐ次に会う日程が決まりました。気になるお店をいくつかピックアップし送ってくれる。そしてそのお店がどれも素敵なところ。さすがキングオブマッチングアプリ。おしゃれなカフェを選択しました。
2回目のデート当日。そういえば2回目に進む人も久しぶりでした。なんだかいい感じな気がしてきます。外が見えるテラス席でゆっくりと彼の正体を聞くとするか…。
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■正体が判明
「また会ってもらえるなんて、光栄だな」。Tくんは、またGACKTの口調でそう話してきました。「今日も可愛いね」「オシャレだね」など、いやらしさはゼロで品のある褒め方をしてくれます。そして、私はまたまるでホストクラブにハマる女を味わう。
「特殊な仕事って言ったんだけど、じつはお笑い芸人でして…」。まずは私のことを話していくことにしました。すると彼は「そうなんだ！！ なるほど！ 凄いなぁ、クリエイティブなお仕事だよね、尊敬」と、とても良いリアクションをしてくれました。そして、じゃあ、僕も…という感じになりいよいよ正体が明かされました。
「僕は◯◯◯◯っていう名前で、検索してもらえたら出てくるんだけど」。すぐ検索しました。すると、確かに写真は出てきました。経歴みたいなものも書かれています。まず目に入ったのは、某一流大学で講師をやっている？ 他は、論文発表などの文字が。
「あ、先生ってわけじゃなくて、講師はたまにやるんだけど、普段は都内で研究員をしています」。それから説明を受けたのですが、ほぼ理解不能でした。例えば飛行機が落ちないようにするためのパソコンのソフトウェアがどうのこうの、それの研究員とのことで、”例えば”と説明を受けても、私にはちんぷんかんぷん。
とにかくつまり、めちゃくちゃ頭が良いってことですね。しかも、30ちょっとの年齢で某一流大学で講師やってるなんて、本当に優秀なのでしょう。
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■やっぱりその答えか
そんな、彼。マッチングアプリを落としたのは、アルゼンチンでディナー友達探すために使ったからと言っていたが、今は…？
「遊べると聞いたから」。Tくんは照れくさそうに笑っていました。やっぱり。まぁ、カジュアル男だろうなぁとは思っていましたが、それでも人として魅力的な彼。私はなんでも話してしまおうと思い、今までのこと全て話しました、マッチングアプリで出会ったヤバい人たち、カジュアルしまくって卒業した話など。
すると「めちゃくちゃ笑った」。すごく楽しんでくれたうえに、「まほちゃんって、面白くて可愛いなんて、最強だね」。いただきました、最上級の褒め言葉。マッチングアプリやってるとやっぱりたまに良いことがあります。
「そうかぁ、カジュアル卒業してしまったのかぁ、ぜひ僕にもカジュアルしてほしかったな、なんて」。Tくんはだいぶ砕けてきたようでそういうスイッチが入っていました。しかし、私はしっかりと今は婚活していることを伝えました。すると意外な言葉が飛び出しました。
「僕、ほんと、あんまり付き合ったことないんだよね」。見た目はビジュアルバンドのボーカル顔でスーパーハイスペックなのに？ なぜ？
「うーん、あまりない、ほぼない」。めちゃくちゃモテまくってきたカジュアル男って感じではないのは伝わっていました。そんな意外と恋愛経験が少ないTくんですが、このマッチングアプリで一度だけちょっといいなっ…と思った人と出会ったというのです。
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