元Jr.ジャニーズ事務所“心のケア相談窓口”のずさんな対応に唖然 集団訴訟も視野に
再発防止特別チームではなく、まずは”心のケア相談フォーム”へ入力。「求めてるのはそこじゃない」と心境を吐露。
YouTubeチャンネル『Arc Times』が28日、生配信を実施。
ジャニー喜多川氏からの性被害を告白した元ジャニーズJr.中村一也さんが出演し、現在の心境を語りました。
【動画】「再発防止特別チーム」ではなく、まずは「心のケア相談フォーム」に連絡。中村さんは「求めてるのはそこじゃない」
■真実を伝えるため、文春へ
2000年(当時13歳)で入所した中村さん。“合宿所”といわれるジャニー氏の自宅に何度か泊まりに行っていたなか、2002年10月「タッキー&翼」の東京ドームコンサートに出演した夜も宿泊。この時、はじめて性被害に遭ったことを告白しています。
カウアン・オカモトさんの告発をきっかけに、ためらいもある中で「真実の部分を、自分も声を出して言いたかった」と、自身で『週刊文春』に伝えに行ったことを説明しました。
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■ジャニーズ側からは連絡なし
先月26日、外部の専門家による「再発防止特別チーム」が設置。記者会見では、規模感もわからず、中間報告の有無については「全く決まっていない」と回答し、不透明なことが多く見られましたが、中村さんは「個人情報を保ちながらだと思いますけど、何人に聞いたかとか…その報告もいただきたい」と心境を吐露。
また、カウアンさんは藤島ジュリー景子社長と対面していますが、中村さんのもとにはアプローチがないといい「自分から問い合わせをしただけ」と、ジャニーズ事務所公式ホームページにある「心のケア相談フォーム」への問い合わせをしたことを説明しました。
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■まずは「心のケア相談フォーム」に書き込み
「再発防止特別チーム」の会見によると、専用の窓口があるわけではなく、まずは「心のケア相談フォーム」に書き込み(氏名・生年月日・住所・連絡先・在籍年数・在籍時の担当スタッフ・同期入社のメンバー・一緒に活動したメンバー・レッスン場所・相談内容)、必要であればチームのほうへ繋ぐ…という流れのようですが、中村さんのもとにきた返信では、日時を指定されたそう。
つづけて「これも驚いた。直接対談ではなく、電話の日時が決まっただけ」と対面だと思っていたもの、50分間の電話対応であることに驚きを隠せなかったようです。
「再発防止特別チームのほうへいくのではなく、心のケア相談フォーム。まず、求めてるのはそこじゃない」と本音をこぼしました。
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