電車やバスなどでは、高齢者や体の不自由な人に席を譲るようにアナウンスされることが多いでしょう。
さらにはアナウンスをされることはほとんどないものの、子供に対して席を譲った経験のある人もいるようです。
■約4割、子供に席を譲った経験あり
fumumu編集部では全国10〜60代の男女1,000名を対象に、子供に席を譲った経験はあるか、調査を実施しました。
その結果、「譲った経験がある」と答えた人は、全体で42.7%。
fumumu取材班は女性たちに、子供に席を譲った理由について聞きました。
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①「座りたい」と言っているのが聞こえて
「少し混んでいる電車で座っていると、親子連れが私の前にやってきました。そして子供はすぐ親に、『座りたい』と言い出したんです。親も我慢するように説得しているのですが、子供の座りたい気持ちは消えないようで…。
それを聞いていると、『私が座っていていいのかな…』と思えてきました。もちろん、我慢を覚えることも大切かもしれません。しかし居づらくなってきたので、私は席を立ったんです。
その後すぐに、その子供が座っていましたね」(20代・女性)
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②今にも眠りそうだったので
「電車の中で、お母さんと手をつないで立っている子供がいました。その子は立った状態なのに、今にも寝そうな状況で…。このままではかわいそうだと思った私は、友達と一緒にその親子に席を譲りました。
座ってすぐにその子は母親にもたれかかって寝ていたので、相当に眠かったのでしょう。席を譲ったときには少し遠慮されましたが、結果的にはよかったと思っています」(20代・女性)
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③子供を抱きかかえていたので
「もう抱っこするには大きいと感じる子を、抱きかかえている女性がいました。このままずっと抱っこを続けているのはつらいと思ったので、私はその女性に席を譲ることにしたんです。
席に着いた女性は安心した表情をしていたので、きっとそれまで重いながらも子供のためにがんばっていたのだと思います。
高齢者はもちろんですが、電車の中では幅広い人に目を向けたほうがいいのかもしれないと感じましたね」(20代・女性)
親が大変そうな状況を見て、子供に席を譲ろうと思った人も多いようですね。
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(文/fumumu編集部・ニャック)