誰もが悩む“スプレー缶の捨てかた” 危険事故を防ぐため「必ずやるべきこと」は…
多くの人が悩んでいることが改めて判明…。危険な事故を防ぐために改めて確認を。
スプレー缶やカセットボンベなどのエアゾール製品を捨てるとき、どのように処理するべきか知っていますか?
多くの人が悩んでいることが、編集部が行った調査で改めて判明しました。
■処分方法を誤ると危険な事故にも…
エアゾール製品処分時の穴開けが原因と考えられる爆発火災事故の報道が、各地で後を絶ちません。
ごみ収集車両や施設での事故防止のため、住民にエアゾール製品の穴開けを指導している自治体もありますが、不適切な方法で穴を開けると火災が発生する恐れも。
そのため、環境省では無闇に穴を開けず、エアゾール製品の中身を完全に出し切る方法などを周知。それに加えて、住民が穴を開けずに中身を出し切って処分できる体制の整備、廃棄物処理事業の爆発防止事故対策の徹底を図っています。
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■「穴を開ける・開けない」問題でも悩む
ちなみに、fumumu編集部が全国の10代~60代の男女1,000名を対象に「スプレー缶の捨てかた」に関する意識調査を行なったところ、全体で45.5%の人が環境省が周知している「穴を開けずに処分」する方法を実践していると回答。
一方で「穴を開けて捨てる」と答えた人は55.5%となりました。
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■環境省、必ず「中身を出し切る」ことが重要
環境省は、エアゾール製品の中身の使い切りと、その適切な出し切りについて以下のように周知しています。
①製品を最後まで使い切る
②缶を振って音を確認するなどにより中身が残っていないか確認する
③ガス抜きキャップがある製品については、火気のない風通しの良い屋外でガス抜きキャップを使用して中身を出し切る
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■「ガス抜きキャップ」の使いかた
ガス抜きキャップは市販のものもありますが、製品のキャップについている場合も。
編集部員宅にあったスプレーのキャップがガス抜きキャップになっていたため実際の使用方法を確認してみました。
中身を使い切ってから火気のない屋外で行うことを原則としており、スプレーボタンを取り外して感を逆さにし伏せた状態で、キャップの中央の穴に噴射音が完全に消えてるまでノズルを強く押し込むと、ガス抜きができます。
危険な事故を防ぐためにも、自治体が定める処分・回収方法を改めて確認し、安全な処分方法を心がけましょう!
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(文/fumumu編集部・丸井 ねこ)