あらゆる賞を受賞! 大女優ジェシカ・ラング:『ビッグ・フィッシュ』の奥深い演技も必見
イケてる女優「イケジョ」のススメ: ジェシカ・ラング。現役の「往年の大女優」。
いつも美しく、輝きを放ち続けるイケてる女性、「イケジョ」出演のおすすめ作をご紹介する本企画。
今回は、『探偵マーロウ』の公開を記念して、同作で、探偵へ仕事を依頼する美女クレアの母、ドロシーに扮しているジェシカ・ラングです!
■ハリウッド映画の闇を追え
現在公開中の『探偵マーロウ』は、1939年のアメリカ、ロサンゼルスを舞台に、リーアム・ニーソン扮する探偵マーロウへ、美女クレア(ダイアン・クルーガー)から、かつての愛人を探してほしいと依頼が舞い込むところから幕を開けるミステリー。
引き受けたマーロウは、その愛人の男が働いていたという映画業界に足を踏み入れるのですが、次第にハリウッド映画の闇に巻き込まれていき…?
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■リアルな往年の大女優
当時のハリウッドといえば、まさに映画製作の黄金期。表向き煌びやかな映画業界では、その光に反比例するように、深い闇も同時に存在していたのでしょう。
その中で、依頼人クレアの母で、大女優のドロシー・クインキャノンを演じているのが、1949年4月20日、アメリカ生まれのジェシカ・ラング。
アカデミー賞、トニー賞、エミー賞、すべてを受賞しているジェシカは、「大女優」を地でいくイケジョ。ドロシー役ははまり役といっていいでしょう。
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■夫を息子と見送る母の姿
そんなジェシカが、女優のように華やかな役を演じるのもよいですが、愛情深い市井の母親役も見ごたえ抜群。
特に2003年の『ビッグ・フィッシュ』は、ストーリーとあいまって、奥深いジェシカの演技が胸にしみる傑作です。
本作は、青年ウィル(ビリー・クラダップ)が、危篤状態になった父エドワード(アルバート・フィニー)の昔話を聞くファンタジーで、ジェシカはウィルの母、つまりエドワードの妻サンドラを好演。疎遠になっていた息子、去り行く夫、そのそばで静かにたたずむサンドラのまなざしに注目です。
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(文/fumumu編集部・尾藤 もあ)