既婚者合コンで会った“パパ活”する人妻 「全部を手に入れたい」背景とは…
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えします。
“交際クラブ”の運営会社で面接官の経験があるパパ活ウォッチャー・cocoが「パパ活の裏側」をお伝えする連載コラム。
今回は、既婚者合コンでパパ活相手を探すNさん(39歳)のお話。
■既婚者合コンとは
「既婚者合コン」とはその名の通り既婚者による合コンのこと。男女の出会いだけに限らず、既婚者同士の気軽な交流パーティーといった感じで数年前から開催されています。
セカンドパートナーを求める人、同性の友達が欲しい人、既婚者同士でしかわからない悩みなどを気軽に相談できる異性の友達が欲しい人、セフレ探し、など参加する目的は人それぞれ。今回私が1人で参加した既婚者合コンは都内高級ホテルの宴会場で行われ、男性6名、女性5名が参加していました。
参加費は女性1000円、男性1万円で、サラダや唐揚げ、ピラフなどの軽食が食べ放題&アルコールやソフトドリンクが飲み放題。私がネットで参加申し込みした3日前の段階では、女性の数が足りなかったようで女性の参加費は無料になっていました。
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■自己紹介でまさかの告白
女性5人のうち2人は友達同士での参加とのことで、彼女たち2人のテーブルと、私を含む単独女性3名のテーブルに分けられました。男性は全員単独参加で、3人ずつのグループになり女性のテーブルを1時間ほどで移動します。つまり、3対3の合コンです。
既婚者合コンに1人で参加しようとするくらいですから、男女ともにコミュニケーション能力も高く、積極的に会話がなされていきます。自然な流れで自己紹介が始まり、それぞれ名前と年齢、会に参加した理由などが簡潔に述べられていくなか、Nさんの自己紹介で全員が凍りつきました。
「都内在住、N、39歳です。既婚者合コンは、パパを探すために参加してます♡」。
「えぇぇぇえ!? 一体どういうこと??」「既婚者だけど、パパ活?」「パパなんて見つかるの!?」とざわつく面々。
一部の人間から見れば、既婚者なのに合コンに参加しているという人の存在も驚きの対象だと思うのですが、その面々も驚愕の斜め上をいく告白に全員が喰い付きました。
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■人妻なのにパパ活
一体彼女の目的はお金なのか性欲なのか!? 皆が様々な質問を浴びせます。Nさんの話を要約すると「お金も欲しいし性欲も満たしたい。夫とは結婚前からセックスレスで友達のような関係。離婚する気はないけれど、生活費も折半だし、自分のお小遣い稼ぎもしたいから、セフレのような愛人のような男性と知り合いたい」とのことでした。
「年齢も年齢だから、若い子みたいに高額は望まない。男性の無理ない範囲でお互い楽しめる関係がいい」と話すNさんに、「無理のない範囲でいいなら確かに理想的かも」「余計な駆け引きしなくて済むから話がはやい」などと理解を示す男性陣。
その場にいたもう1人の女性は明らかに嫌悪感をあらわにしていましたが、それなりに合コンは盛り上がり、次の男性グループ相手にも同じようにパパ活目的であることを話したNさん。最終的には全員の男性と連絡先を交換していました。
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■アフター合コン
合コン終了後、あまりにも気になりすぎて彼女をバーに誘い話を聞いてみると、既婚者合コンは既に10回以上参加しているそうで、これまでに3人とパパ活したことを教えてくれました。
「1回で終わった人もいれば2、3 回続いた人もいるけど、皆同世代ですね。少し高めのレストランとかバーでデートして、Hして帰りに1万とか2万もらう感じ。費用は男性が全額負担してくれるし、気に入った人と気持ちいいことしてお金までもらえてラッキーって感じですよ」と笑顔で話します。
夫とは結婚前からセックスレスで友達のような関係とはいえ、罪悪感はないのでしょうか。
「私はね、全部を手に入れたいんです。結婚も仕事も、女であることも。若い時はセックスなんて好きじゃなかったし、なくてもいいやくらいに思ってたけど、40過ぎたら無性にしたくなることがあって。でも夫とはレスだから外に求めるしかないでしょう?」と自信たっぷりに言い切るNさん。罪悪感は全くないそうです。
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■退屈な人生の暇つぶし
自信たっぷりで話していたのに、酔いがまわったのか別れ際に「たまに、自分何やってるんだろうって思う時もありますよ」とどこか寂しそうな表情で呟いたNさん。
「本当は夫と仲良くできたらいいんでしょうけど、私、多分、どっかで間違えたんです」と続けます。
「出会い系サイトとかはめんどくさいし、風俗に勤めるほどガッツリ稼ぎたいわけでもないし、この歳じゃ交際クラブに登録しても誘われないし、で、たどり着いたのが既婚者合コンだったの」。
フラフラと歩きながら「人生が退屈だから、合コンは暇つぶし」と言う彼女に、私はなんと声をかけたら良いのかわかりませんでした。全てを手に入れた女性の輝く笑顔が見たかったな、と少し寂しく思いながら、終電で帰る彼女の背中を、ただ見送ったのでした。
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(文/fumumu編集部・coco)