松本人志のツイートで浮き彫りに… あってはならない「編集への介入」を元テレビマンが解説

松本人志さん自身が意図しないところで、芸能事務所の「編集の介入」が常態化していることが明らかに。

松本人志

30日、元テレビマンで放送作家歴26年の長谷川良品さんが、自身のYouTubeチャンネルを更新。

ジャニーズ問題でも一部で取り上げられた芸能事務所の「報道への介入」。ダウンタウン・松本人志さんのあるツイートで、やってはいけない芸能事務所の言動が常態化していることが明らかに…。

【動画】松本さん自身が意図せぬ形で芸能事務所の「編集の介入」が多いことが浮き彫りに…



■東山紀之の言葉が問題視

先日、長谷川さんはジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、所属タレントの東山紀之さんのコメント、その前にジャニーズ事務所から送られた文書において、「報道への介入」「編集権への介入」と指摘。放送倫理違反に抵触する可能性を伝えました。

今回、長谷川さんは、常態化してしまっている「芸能プロダクションによる、テレビ番組への編集権への介入」について「松本さんが意図しないところで暴露してしまった」と松本さんのツイートについて取り上げました。



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■松本、「面白トーク」カットに憤慨

今月13日、松本さんはツイッターを更新。ある番組でゲストの面白いトークがマネージャーの依頼によりカットすることになったことを明かし、「悔しいです。悲しいです。勿体ないです。面白トーク墓場行きです。合掌」と投稿。


このツイートに対して『デイリー新潮』も取り上げており、「出演者よりマネージャーが注文をつけることが多い」「事務所と揉めて得することはないためカットの要望を飲まざるを得ない」といった“パワーバランス”の問題について記載。また、松本さんはこうしたスタッフの「ことなかれ主義」を批判したのだろう…と推測しています。



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■「彼の意図しないところで暴露されてしまった」

放送禁止用語はもちろんのこと、契約を結んでいるCMの競合社の名前を出したときなど「納得できるカット」はあるにせよ、事務所から「イメージダウンの懸念」「喋りすぎ」などの理由でカットを依頼されることも多く、長年テレビマンとして活躍してきた長谷川さんも「事務所からの理不尽な申し出でカットするシーンは何度も目撃してきました」と話します。

※テレビ番組における編集権は、最終的にプロデュサーや上層部のチェックはあるものの一般的には担当ディレクター。

松本さんのツイートでは、番組名やタレント名などを明かしておらず配慮を見せていますが、長谷川さんは「松本さん自身、これは言ってもいいこと…ということが“編集権への介入”という重大な放送倫理違反に抵触する可能性が高いもの。彼の意図しないところで暴露されてしまったわけです」「ビッグネームの松本さんが、日常的な“編集権への介入”をツイートで裏付けてしまった」と説明しました。

続きを読む ■「話し合い」のコメントに「もってのほか」

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